国道4号「東埼玉道路」は、八潮市の外環道から春日部市の国道16号まで、約17.6kmを結ぶ道路です。2025年6月1日に吉川市川藤から松伏町田島までの3.8kmが開通し、起点から9.5kmまでが通れるようになりました。残りの区間と、高速道路のような自動車専用部は工事中で、国は開通の時期をまだ発表していません(2026年9月時点)。
東埼玉道路の全体像
東埼玉道路は、無料で通れる「一般部」と、信号のない「専用部」を並べてつくる計画です。国土交通省の北首都国道事務所が整備しています。
| 区間 | 延長 | 状況 |
|---|---|---|
| 一般部:八潮市〜吉川市川藤 | 5.7km | 開通済み |
| 一般部:吉川市川藤〜松伏町田島 | 3.8km | 2025年6月1日に開通 |
| 一般部:松伏町田島〜春日部市水角 | 4.9km | 事業中(開通時期は未発表) |
| 専用部:八潮市八條〜松伏町田島 | 9.5km | 2020年度に事業化、工事中(開通時期は未発表) |
| 専用部:松伏町〜春日部市(国道16号) | — | まだ事業化されていない |
2025年6月に開通した区間
2025年6月1日に開通したのは、吉川市川藤から松伏町田島までの一般部3.8km(2車線)です。これで、すでに開通していた5.7kmと合わせて、起点から9.5kmがつながりました。同じ日に、埼玉県の県道越谷野田線のバイパス(約0.4km)も東埼玉道路との交点まで開通しています。
開通3か月後の効果
北首都国道事務所が2025年12月4日に発表した、開通3か月後の交通状況は次のとおりです。
- 開通した区間の交通量は、昼間12時間で約7,700台
- 赤岩交差点(ゆめみ野通り)の渋滞は、平日朝8時台で約710mから0mに
- 松伏田島産業団地からレイクタウン北交差点までの所要時間は、約12分から約8分に
一方で、国は並行する国道4号の交通量には大きな変化がなく、交通の転換が進んでいないとしています。国道4号の混雑を減らすため、今回の区間から国道4号につながるまでの整備を進めるとしています。
残りの一般部(松伏町〜春日部市)
松伏町田島から春日部市水角までの4.9kmは、いま工事と用地買収が進んでいます。国の2026年度の予算は18億円で、用地買収や中川連絡線橋の橋脚・橋桁の工事などにあてます。開通の時期は発表されていません。
専用部(八潮〜松伏)の進み具合
専用部は、八潮市八條から松伏町田島までの9.5km(4車線)が2020年度に事業化されました。外環道とは八潮市でつながる計画で、途中には草加市や越谷市などにインターチェンジを設ける予定です。インターチェンジやジャンクションの名前は、今はすべて仮称です。
- 事業費:約2,130億円。2024年8月の再評価で、約2,000億円から増えました
- 用地:取得率は約51%(2024年3月末時点)
- 工事:2026年1月27日に、草加市の柿木公民館で、専用部の橋脚の工事についての説明会が開かれました
- 2026年度の予算:24億2,000万円。松伏地区の用地買収や、八潮地区などの道路・橋脚の工事にあてます
国の再評価資料では、費用と効果を計算するための前提として「令和16(2034)年度」の完成を置いています。ただし、これは計算上の仮定で、開通予定として示されたものではありません。
よくある質問
全線開通はいつですか。
国は、一般部の残り区間も専用部も、開通時期を発表していません。専用部のうち松伏町より北は、まだ事業化されていません。
専用部は有料になりますか。
専用部は、国の事業と東日本高速道路(NEXCO東日本)の有料道路事業を組み合わせて整備する計画です。料金は決まっていません。
越谷レイクタウン周辺の渋滞は解消しますか。
2025年の開通で赤岩交差点の渋滞はなくなりましたが、レイクタウン北交差点の交通量は約11,700台から約12,600台に増えています(昼間12時間)。
この記事の確認日
2026年9月27日に、北首都国道事務所の「国道4号東埼玉道路」のページ、開通3か月後の交通状況(2025年12月4日発表)、専用部の再評価資料(2024年8月)、関東地方整備局の2026年度予算の発表で確認しました。この記事は2024年10月に公開した記事を、最新の情報で書き直したものです。
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