埼玉の紅葉は、10月下旬の奥秩父から始まり、12月上旬の新座・平林寺で終わります。山と平地で1か月半ほど時期がずれるので、「いつ行くか」で行き先が変わります。
11月2日時点でいちばん見頃に近いのは秩父ミューズパークのイチョウ並木です。公園は10月30日に「見頃」、31日に「黄金色に染まっています。お早めに」と発表しました。長瀞は町観光協会の10月30日の発表で、岩畳・月の石もみじ公園・寳登山神社など5か所すべてが「色づき進む」の段階。県内の紅葉の本番は11月中旬〜下旬です。日本気象協会は10月28日の紅葉見頃予想(第3回)で、11月に入ると平地でも最低気温が10℃を下回る日が増えて色づきが進むものの、多くの名所で見頃は平年並みか平年より遅いと予想しています。
夜の紅葉は、長瀞の寳登山神社のライトアップが11月1日に始まり、月の石もみじ公園と県立自然の博物館は11月6日から。長瀞の夜の入場は、今年は入場パスポート制で中学生以上500円になりました(10月25日に観光協会が発表)。
いつ、どこへ行く?(11月2日時点)
- 今すぐ 秩父ミューズパークのイチョウ(10/30見頃の発表。早めに)、中津峡(車のみ)、城峯公園の冬桜
- 11月中旬 長瀞(寳登山神社は11/1〜、月の石もみじ公園は11/6〜29に夜のライトアップ)、森林公園(紅葉見ナイト11/14〜29)、鎌北湖
- 11月下旬 嵐山渓谷、喜多院、多福寺、別所沼公園、平林寺の前期
- 12月上旬 平林寺の後期、和光樹林公園のカエデ
- 注意 喜多院は11月24日から閉門が早まり、平林寺は駐車場なし・16時閉門

見頃カレンダー(13か所)
各名所の見頃の目安を、早い順に並べました。日付が入っているものは2026年の発表済みの日程です。名所の名前から、駐車場や行き方をまとめた個別の記事に移れます。
| 名所 | 市町村 | 見頃の目安 | 夜・まつり(2026年) |
|---|---|---|---|
| 中津峡 | 秩父市 | 10月下旬〜11月中旬 | なし。バスは運休中で車のみ |
| 秩父ミューズパーク(イチョウ) | 秩父市・小鹿野町 | 見頃(10月30日に公園が発表。31日は「お早めに」) | なし。11月2日まで猿回し、キッチンカーあり |
| 城峯公園(冬桜と紅葉) | 神川町 | 冬桜は10月下旬〜12月上旬 | 冬桜まつり(10月25日)は終了。冬桜の時期は20時まで夜間開園 |
| 長瀞(月の石もみじ公園・岩畳) | 長瀞町 | 11月上旬〜下旬(予想)。10月30日は5か所とも「色づき進む」 | 紅葉まつり11月1日〜30日。ライトアップは寳登山神社11月1日〜29日 17〜21時、月の石もみじ公園・自然の博物館11月6日〜29日 16〜21時。夜の入場は500円(中学生以上) |
| 所沢航空記念公園(イチョウ) | 所沢市 | 11月上旬〜下旬 | なし |
| 国営武蔵丘陵森林公園 | 滑川町 | カエデ園は11月中旬〜下旬(イチョウは数日早い) | 紅葉見ナイト11月14日〜29日 16時30分〜20時30分 |
| 鎌北湖 | 毛呂山町 | 11月中旬〜12月上旬 | なし |
| 嵐山渓谷 | 嵐山町 | 11月14日〜12月6日(みごろウィーク) | 紅葉まつり11月28日・29日 9〜15時(この2日は駐車場の場所が変わる) |
| 多福寺 | 三芳町 | 11月中旬〜下旬 | なし |
| 喜多院 | 川越市 | 11月下旬〜12月上旬 | ライトアップの案内なし。11月1日〜23日は菊まつり |
| 別所沼公園(メタセコイア) | さいたま市南区 | 11月下旬〜12月上旬 | なし |
| 平林寺 | 新座市 | 前期11月20日〜30日ごろ、後期12月1日〜10日ごろ | なし。16時閉門 |
| 和光樹林公園 | 和光市 | 11月のカツラから12月上旬のカエデへ | なし |
見頃の目安は、各観光協会・公園・寺の案内と、それぞれの記事で調べた過去の記録をもとにしています。標高の高い秩父から色づき、平地の寺社と公園が最後に来る、というのが埼玉の順番です。
時期別に選ぶなら
10月下旬〜11月上旬:奥秩父と山の上
この時期に赤く染まっているのは、標高の高い奥秩父の中津峡です。ただし今年は川又〜中津川のバスが運休中で、行けるのは車だけ。渓谷沿いに専用の駐車場もありません。
いま行くなら、秩父ミューズパークのイチョウ並木(スカイロードの両側約3km・約500本)です。公園の発表は、10月23日「見頃になってきました」→10月30日「見頃です」→10月31日「黄金色に染まっています。お早めに」と進みました。昨年は11月14日にはほぼ散っていたので、3日(火・祝)と7・8日の週末が最後の機会になりそうです。並木の横をスカイトレインで眺めることもできます(スカイトレインは定休日あり、12月〜2月は土日祝のみ)。
神川町の城峯公園では、冬に咲く「冬桜」約600本が10月下旬から12月上旬にかけて咲き、紅葉と桜を同時に見られます。
11月中旬:長瀞と森林公園の夜
11月の中ごろからは、長瀞と森林公園の出番です。長瀞は月の石もみじ公園と県立自然の博物館のライトアップが11月6日〜29日(16時〜21時)、寳登山神社は一足早く11月1日から(17時〜21時)。森林公園はカエデ園の約500本が見頃になり、夜の「紅葉見ナイト」が11月14日〜29日に開かれます。週末に昼と夜の両方を楽しむならこの2か所です。14日(土)は県民の日で、長瀞の県立自然の博物館は入館無料です。
11月下旬:いちばん選択肢が多い時期
11月の最後の週末は、嵐山渓谷、喜多院、多福寺、別所沼公園、平林寺の前期が重なります。嵐山渓谷の紅葉まつり(28日・29日)もこの週末です。川越の喜多院は菊まつりが23日で終わり、24日からは閉門が平日16時に早まるので、夕方に行くなら時間に注意してください。
12月上旬:最後の紅葉
ほかの名所が終わったあとも見られるのが、平林寺の後期(境内林の約2kmの散策路、12月1日〜10日ごろ)と、和光樹林公園のカエデです。隣の「睡足軒の森」も紅葉の時期に開園します(開園日は平林寺の紅葉の記事で紹介)。どちらも都心から近く、12月の休日に行けます。
ライトアップ・夜の紅葉はどこ?
2026年に夜の紅葉が見られるのは、長瀞(3か所)と森林公園。城峯公園では冬桜の夜間開園があります。長瀞は駅から歩けますが、森林公園は駅から園までバスが基本です。帰りの電車やバスの時刻も先に見ておきましょう。
長瀞のライトアップは3か所
| 場所 | 期間 | 時間 | 入場 |
|---|---|---|---|
| 寳登山神社(雲海の演出つき) | 11月1日(日)〜29日(日) | 17時〜21時 | 観光協会の案内に料金の記載なし |
| 月の石もみじ公園 | 11月6日(金)〜29日(日) | 16時〜21時 | 入場パスポート 中学生以上500円 |
| 県立自然の博物館(館庭と館内のメガロドン全身模型) | 11月6日(金)〜29日(日) | 16時〜21時 | 観光協会の案内に料金の記載なし |
月の石もみじ公園の入場パスポート(2026年の新しい仕組み)
- 料金:中学生以上500円。紅葉まつりの期間中は何度でも入れる
- 無料:小学生以下、障がい者本人、ペット(リードかキャリーに入れて)
- 昼(10時〜16時)に100円以上の協力金を払うと絵葉書がもらえ、夜の入場が300円になる
- 売り場:11月1日〜5日は長瀞駅前の観光案内所(9時〜17時)、11月6日〜29日は公園の現地(16時〜21時)
- 行き方:秩父鉄道 上長瀞駅から徒歩5分
長瀞へ車で行くなら、どこに停める?
月の石もみじ公園のまわりの駐車場は次のとおりです(観光協会の案内、10月25日)。観光協会の臨時駐車場は17時まで・照明なしなので、夜のライトアップに車で行くなら24時間の駐車場を選びます。
| 駐車場 | 料金(普通車1回) | 時間・期間 |
|---|---|---|
| 秩父鉄道 月の石もみじ公園駐車場 | 平日500円、土日祝700円 | 24時間(高さ制限あり) |
| 長瀞町観光協会 臨時駐車場 | 平日500円、土日祝700円 | 11月1日〜30日、9時〜17時(照明なし) |
| 秩父建設本社(国道140号沿い) | 500円 | 24時間 |
| アウトドアセンター長瀞 臨時駐車場 | 平日400円、土日祝500円 | 11月14日〜29日。平日15時〜19時、土日祝10時〜20時 |
| 宝登山ロープウェイ山麓駅下の大駐車場 | 有料(料金は観光協会の案内に記載なし) | 観光協会の案内に記載なし |
| 蓬莱島公園(金石水管橋の隣) | 無料 | 観光協会の案内に記載なし |
電車の場合、長瀞駅から宝登山ロープウェイの山麓駅の下まで無料のシャトルバスが出ます(時刻は観光協会の案内に記載なし)。宝登山ロープウェイは11月30日まで「夕焼け観賞便」で最終便を延長しています。
国営武蔵丘陵森林公園「紅葉見ナイト」(滑川町)
- 期間:11月14日(土)〜29日(日)
- 点灯:16時30分〜20時30分(公園が発表済み。約55万球のイルミネーションとカエデ園のライトアップ)。雨天中止で、当日14時に公園の「お知らせ」で発表
- 夜は中央口だけが開く(南口・西口・北口は16時30分に閉園)。森林公園駅北口の交番前から中央口へ有料の夜間シャトルバス
- 注意:入園料(大人450円)は現金のみ。車は別に駐車料金(普通車700円)
城峯公園の冬桜(神川町)
- 期間:冬桜が咲く10月下旬〜12月上旬に開園を20時まで延長(2026年の開始日は公式で確認を。紅葉ではなく冬桜のライトアップ)
- 通常の開園時間:8時30分〜17時
- 注意:冬桜の時期の土日祝は公園周辺で交通規制あり
平林寺と喜多院には、ライトアップの案内はありません。
昨年はどう進んだ?2025年の色づき記録
今年の発表は、長瀞が10月27日に金石水管橋と岩畳で「色づき始め」、30日に5か所すべてで「色づき進む」。ミューズパークのイチョウは10月30日に「見頃」でした(いずれも11月2日時点で確認できた最新の発表)。「今年はいつ行けばいいか」を考えるには、昨年の進み方も参考になります。
- 長瀞:11月7日はまだ「色づき進む(3分)」、3日後の11月10日に「まもなく見頃(5〜6分)」、12月1日には月の石もみじ公園が落葉して案内終了(長瀞町観光協会)
- 森林公園:カエデ園の見頃は11月18日〜25日、最盛期は20日ごろ。紅黄葉樹園のイチョウは一足早く11月14日に見頃(いずれも公園の発表)
- 中津峡:秩父市の「紅葉便り」は10月27日から11月18日まで更新
- 秩父ミューズパーク:11月14日にはイチョウがほぼ散っていた
長瀞は、3分から5〜6分まで数日で進んでいます。色づき始めの発表を見てから1週間ほどで見頃に入る、と考えておくと計画が立てやすくなります。昨年の長瀞は11月7日でまだ「色づき進む(3分)」だったので、10月30日に5か所すべてが「色づき進む」になった今年は、昨年より早い可能性があります(今年の発表には何分かの数字はありません)。一方、日本気象協会は多くの名所で見頃が平年並みか遅いと予想しており、森林公園や平林寺は例年どおり11月下旬を目安にしてください。
電車で行きやすい名所、車でないと難しい名所
紅葉の時期の週末は、山あいの名所ほど道路と駐車場が混みます。行き方で選ぶなら、次のように分かれます。
- 駅から歩ける:別所沼公園(JR中浦和駅から約5分)、所沢航空記念公園(西武新宿線 航空公園駅からすぐ)、月の石もみじ公園(上長瀞駅から5分)、喜多院(本川越駅から約15分)
- 駅からバス:平林寺(志木駅・新座駅などから西武バス)、嵐山渓谷(武蔵嵐山駅からイーグルバスで約10分)、多福寺(鶴瀬駅・ふじみ野駅からライフバス)
- 車が現実的:中津峡(バス運休中・駐車場なし)、鎌北湖(町のバスは日曜・祝日運休、無料駐車場あり)
行く前に知っておきたい注意点
平林寺:ルールが多い
新座市の平林寺は、境内林が国の天然記念物に指定された禅寺です。入山者用の駐車場はありません。三脚・自撮り棒の使用、弁当などの飲食、レジャーシート、ペットの同伴はできず、御朱印も11月1日から翌年2月末まで休止です。入山料は大人500円・小学生200円、受付は15時30分まで、16時に閉門します。寺は色づき情報の発信や電話での問い合わせへの対応をしないと案内しているので、現地の様子は自分で判断することになります。
喜多院:11月24日から時間が早まる
川越の喜多院は、拝観料が大人400円・小中学生200円。11月23日までは平日16時30分(日祝16時50分)まで、24日からは平日16時(日祝16時20分)までに短くなります。山門は保存修理工事中です。
嵐山渓谷:駐車場は15時まで、まつりの2日間は場所が変わる
紅葉散策の駐車場は嵐山渓谷バーベキュー場の駐車場(9時〜16時、紅葉散策の人の入庫は15時まで。料金は観光協会のページに記載なし)。紅葉まつりの11月28日・29日は、駐車場が千年の苑ラベンダー園(嵐山町鎌形2822-1)に変わります。武蔵嵐山駅から歩くと、バーベキュー場まで約35分、渓谷の散策路まで約50分。台風25号の大雨で河川の土手の一部が崩れ、飛び石から先、展望台・冠水橋方面への分岐までの遊歩道は通れません。飛び石・展望台・冠水橋のそれぞれの周辺は散策できるので、観光協会の「迂回ルートマップ」を見てから歩いてください。
黒山三滝:昼前後は駐車に30分以上
越生町の黒山三滝は、入場無料・町営駐車場も無料です。町営駐車場は4か所・計63台で、10時〜15時ごろは駐車まで30分以上かかることがあり、周辺にはすれ違いの難しい道もあります。路線バスは土日祝のみの運行なので、朝のうちに着くのが確実です。詳しくは黒山三滝の駐車場と行き方で紹介しています。
よくある質問
今、見頃の紅葉はどこですか?
11月2日時点で見頃なのは、秩父ミューズパークのイチョウ並木です(10月30日に公園が「見頃」と発表)。長瀞は10月30日に「色づき進む」の段階、森林公園や平地の寺社は11月中旬〜下旬の見込みです。城峯公園では冬桜が咲いています。
ライトアップがあるのはどこですか?
長瀞の寳登山神社(11月1日〜29日、17時〜21時)、月の石もみじ公園と県立自然の博物館(11月6日〜29日、16時〜21時)、森林公園の紅葉見ナイト(11月14日〜29日)、城峯公園の冬桜の時期の夜間開園(20時まで)です。月の石もみじ公園の夜の入場は中学生以上500円(昼に協力金を払うと300円)です。
無料で見られる紅葉の名所は?
別所沼公園、和光樹林公園、黒山三滝は入園・入場が無料で、鎌北湖も入場料はかかりません(和光樹林公園の駐車場は有料、鎌北湖と黒山三滝の駐車場は無料)。平林寺は500円、喜多院は400円、森林公園は大人450円かかります。
1日で複数まわれますか?
見頃の時期がずれるため、秩父の山と平地の寺を同じ日にどちらも最高の状態で見るのは難しくなります。11月下旬なら川越の喜多院と三芳町の多福寺、11月中旬なら長瀞の昼と森林公園の夜のように、近い場所で同じ時期に見頃を迎える組み合わせがおすすめです。
雨の日はどうなりますか?
嵐山渓谷の紅葉まつりは小雨決行・荒天中止、森林公園の紅葉見ナイトは雨天中止です。平林寺は荒天・強風のときに予告なく入山を休止することがあります。山あいの名所は足元がぬかるむので、歩きやすい靴で出かけてください。
色づき状況はどこで確認できますか?
長瀞は町観光協会が「紅葉情報」を出しています(今年は10月下旬から)。秩父ミューズパークは公式サイトの「イチョウ並木紅葉情報」で数日おきに写真つきで更新しています。森林公園は見頃になると公園が発表します。城峯公園は公式サイトにライブカメラがあります。平林寺は色づきの情報を出さないと明言しています。
まとめ
- 埼玉の紅葉は10月下旬の奥秩父から12月上旬の平林寺まで、1か月半かけて移っていく
- 11月2日時点で見頃は秩父ミューズパークのイチョウ。紅葉の本番は11月中旬〜下旬
- 夜の紅葉は長瀞(寳登山神社11/1〜、月の石もみじ公園11/6〜29、夜の入場500円)と森林公園の紅葉見ナイト(11/14〜29)
- 11月最後の週末は嵐山渓谷・喜多院・多福寺・別所沼・平林寺が重なり、いちばん選べる
- 平林寺は駐車場なし・16時閉門、喜多院は11月24日から閉門が早まる
※この記事は、各観光協会・公園・寺社と日本気象協会の公式サイトの情報、および各名所の個別記事で確認した内容にもとづいています(2026年11月2日時点)。見頃は気温で前後し、日程が変わることもあります。おでかけ前に公式の最新情報を確認してください。
出典:長瀞町観光協会「長瀞紅葉まつり2026」(10月25日)、長瀞町観光協会 紅葉情報(10月30日)、秩父ミューズパーク イチョウ並木紅葉情報(10月31日)、嵐山町観光協会 嵐山渓谷紅葉まつり、日本気象協会 tenki.jp 長瀞の紅葉(10月23日)、日本気象協会 tenki.jp 紅葉見頃予想(10月28日 第3回)、神川町 城峯公園、各名所の公式サイト(個別記事に掲載)
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