埼玉でイチョウの黄葉を見るなら、いちばん早いのは秩父ミューズパークの並木です。約3kmの遊歩道の両側に約500本が並び、公園は10月11日の時点で「見頃は少し早く10月中下旬から」と発表しました。そのあと11月に入ると所沢航空記念公園、11月中旬には国営武蔵丘陵森林公園が見頃を迎え、10月中旬から11月下旬まで、場所を変えながら黄色いトンネルを追いかけられます。
結論(10月12日時点)
10月中に行くなら秩父ミューズパーク(今年は例年より早め)。11月の週末なら、駅から歩いてすぐの所沢航空記念公園(約250本、11月上旬〜下旬)か、広い園内でゆっくり歩ける森林公園(11月中旬が見頃)。ミューズパークは昨年、11月14日にはほぼ散り終わっていたので、11月中旬以降は所沢か森林公園を選ぶのが安全です。

どこがいつ見頃?3か所の黄葉リレー
イチョウの黄葉は標高や気温で時期がずれます。秩父の山の上にあるミューズパークが先に色づき、平地の所沢と滑川町の森林公園が続く順番です。3か所の特徴を並べると次のとおりです。
秩父ミューズパーク(秩父市・小鹿野町)
- 本数:約500本(スカイロードの両側、約3km)
- 見頃の目安:例年10月下旬〜11月上旬。今年は「10月中下旬から」の見込み(10月11日発表)
- 駐車場:南口駐車場(普通車82台)。料金は公式に記載なし
- 電車:西武秩父駅・秩父駅から循環バス「ぐるりん号」で約20分
所沢航空記念公園(所沢市)
- 本数:園内に約250本。時計塔の北側が並木
- 見頃の目安:11月上旬〜11月下旬
- 駐車場:南・東・北の3か所で計495台。2時間まで無料、その後1時間100円(南駐車場は工事で一部制限中)
- 電車:西武新宿線 航空公園駅から徒歩すぐ
国営武蔵丘陵森林公園(滑川町)
- 場所:紅黄葉樹園(都市緑化植物園)と運動広場
- 見頃の目安:11月上旬〜下旬(2023年は11月4日、2024・2025年は11月中旬に見頃)
- 料金:入園 大人450円・65歳以上210円・中学生以下無料。駐車場 普通車700円
- 電車:東武東上線 森林公園駅から、土日祝は南口行きの直通バス
秩父ミューズパーク:今年は早い、10月中に行く価値は?
ミューズパークの真ん中を南北に貫く「結いまちの道(スカイロード)」は、長さ約3,000m、幅18mの遊歩道です。その両側に約500本のイチョウが植えられていて、黄葉の時期は道全体が黄色いトンネルになります。路面には宇宙の誕生から人類の誕生までが描かれていて、足元を見ながら歩くのも楽しい道です。
公園は毎年、黄葉の様子を写真付きで発表しています。今年は10月11日に「早い所で色づきが進んできました。見頃は少し早く10月中下旬から」と書いていて、例年の目安(10月下旬〜11月上旬)より前倒しになりそうです。昨年は11月14日の発表で「いよいよ終了」とされ、残っていたのはパルテノン前、旅立ちの丘前、多目的グランド前だけでした。今年のミューズパークは10月最後の2週末(17・18日、24・25日)あたりが狙い目と考えておくと外しにくいでしょう(昨年の記録と今年の発表からの見通しです)。
- 11:05西武秩父駅からぐるりん号(右回り)
秩父駅を経由して11:31にミューズパーク南口へ。
- 11:40ごろ南口からスカイロードを北へ歩く
約3kmのイチョウ並木。疲れたらスカイトレイン(1日大人400円・子ども200円、乗り降り自由)に乗れる。
- 午後旅立ちの丘・展望ちびっこ広場で休憩
並木の北の端。展望タワーやボールスウィングがある広場。
- 16:02旅立ちの丘からぐるりん号で帰る
16:42に西武秩父駅着。土休日のぐるりん号は1日3〜4本しかないので、帰りの便を先に決めておく。
スカイトレインは汽車の形をした乗り物で、南口のサイクリングセンターと北の展望ちびっこ広場の間を1日5往復しています。火曜は運休で、12月からは土日祝だけの運行です。平日のぐるりん号も1日3〜4本なので、車で行く人は南口駐車場に停めて、並木を往復するか、片道をスカイトレインにすると楽です。
所沢航空記念公園:駅からすぐ、11月の週末に
西武新宿線の航空公園駅を出るとすぐ公園の入口です。「日本における航空発祥の地」で、戦後に米軍基地として使われた土地の一部が返還されてつくられた約50ヘクタールの公園です。園内に約250本のイチョウがあり、公園は「時計塔北側のイチョウ並木は圧巻」と紹介しています。見頃は11月上旬から下旬。駅前の街なかで、ミューズパークより2〜3週間あとに色づくので、秩父に行きそびれた人の2回目のチャンスになります。
駐車場は南(140台)・東(161台)・北(194台)の3か所で、どれも24時間営業、2時間までは無料で、その後は1時間ごとに100円です。土日祝は周辺の道路と駐車場が混むため、公園は公共交通機関で来るよう呼びかけています。南駐車場は拡張工事のため一部の利用が制限されていると公園が案内しています。なお、園内の所沢航空発祥記念館はリニューアル工事のため2027年3月末(予定)まで休館していて、記念館横の駐車場も使えません。
森林公園:11月中旬、黄葉の終わりまで追いかけるなら
森林公園では、都市緑化植物園の中の「紅黄葉樹園」と「運動広場」でイチョウが見られます。紅黄葉樹園は中央口から歩いて約15分、運動広場は南口・中央口から約20分です。公園は毎年、黄葉の様子を日付つきで発表しています。過去3年の記録を並べると次のとおりです。
直近の2年は11月中旬に見頃に入り、下旬には散り始めています。ただ2023年は10月末に色づき、11月4日にはもう見頃だったので、年によって1〜2週間ずれます。紅黄葉樹園では同じころにメグスリノキやハナノキが赤く色づき、ユリノキの黄葉も重なるので、黄色と赤が混ざった景色になります。11月の開園は9時30分から16時30分まで。11月1日(日)は入園無料の日です(駐車料金は別)。ただし例年だとまだ色づき始めのころなので、イチョウが目当てなら公園の発表を見ながら11月上旬〜中旬の週末を選ぶと確実です。
電車の場合、東武東上線の森林公園駅の北口から、土日祝は南口行きの直通バスが出ます。直通バスがない平日は、熊谷駅南口行きか立正大学行きのバスで「滑川中学校」(南口まで徒歩約5分)か「森林公園西口」で降ります。車なら、紅黄葉樹園に近いのは中央口の駐車場(普通車260台、700円)です。歩くと駅から南口まで約3km・約40分です。入園料は現金だけなので、小銭を用意しておきましょう。
イチョウ並木に行くときの注意
注意
森林公園は「銀杏もたくさん落ちています」と案内しているとおり、実が落ちる時期は足元がすべりやすく、においもします。歩きやすく汚れてもいい靴で行きましょう。ミューズパークのスカイトレインは火曜運休、ぐるりん号は本数が少ないので帰りの時刻を先に確かめてください。
よくある質問
今年いちばん早く見られるのはどこ?
秩父ミューズパークです。10月11日の発表で、見頃は10月中下旬からの見込みとされています。
子ども連れならどこがいい?
森林公園は中学生以下の入園料が無料です。所沢航空記念公園は駅からすぐで、帰りの時間を気にせず動けます。ミューズパークは並木の北の端に展望タワーのある広場があり、スカイトレインに乗るのも子どもには楽しみになります。
紅葉もあわせて見たい。
県内の紅葉の名所と見頃は埼玉の紅葉2026にまとめています。森林公園は11月14日から29日まで、夜の「光と森のStory 第2章 紅葉見ナイト」(16:30〜20:30)が開かれます(森林公園の紅葉2026)。
この記事の確認日
2026年10月12日に、秩父ミューズパークのイチョウ並木のページ・黄葉情報(10月11日発表、2025年11月14日発表)・交通案内・スカイトレインのページ、埼玉県公園緑地協会の所沢航空記念公園のページ(樹木・草花、アクセス、総合案内)、国営武蔵丘陵森林公園のイチョウのページ・開園時間・利用料金・アクセスのページ・「光と森のStory 第2章 紅葉見ナイト」のイベントページで確認しました。所沢航空記念公園の公式サイトは更新が止まることがあり、公園は最新情報をSNSで出すとしています。見頃は天候で前後します。出かける前に、各公園が発表する最新の黄葉状況を見てください。

