東武スカイツリーライン(伊勢崎線)と東武アーバンパークライン(野田線)が交わる春日部駅で、線路を高架にする工事が進んでいます。埼玉県の事業で、事業期間は2019〜2031年度。完成すると、開かずの踏切を含む10か所の踏切がなくなります。2025年10月に伊勢崎線の仮線への切り替えが終わり、いまは野田線の仮線をつくる工事が中心です。

いつ完成する?
県の事業紹介ページや施行協定では、事業期間を2019年度(令和元年度)〜2031年度(令和13年度)としています。県が2021年の工事説明会で示したQ&Aでも「事業完了は令和13年度を予定」と書かれています。2026年の最新のニュースレターや東武鉄道の工事案内には、完成時期についての新しい記載はありません。
工事は、東口の仮駅舎→伊勢崎線の仮線化→野田線の仮線化→野田線の高架化→伊勢崎線の高架化、の順に進みます。春日部市は「線路が一本でも高架化されると、踏切の遮断時間は短くなる」と説明しています。
事業の概要
| 事業名 | 春日部駅付近連続立体交差事業 |
|---|---|
| 施行者 | 埼玉県(春日部市・東武鉄道と連携) |
| 事業区間 | 約3.5km(伊勢崎線1.6km、野田線1.9km) |
| 高架にする区間 | 約2.9km(伊勢崎線 約1.4km、野田線 約1.5km) |
| なくなる踏切 | 10か所(開かずの踏切4、自動車ボトルネック踏切1を含む) |
| 駅の形 | 高架の4面8線 |
| 事業費 | 約650億円(県(国・市の負担を含む)約510億円、東武鉄道約140億円) |
| 事業期間 | 2019年度〜2031年度 |
県によると、県道さいたま春日部線の踏切は、ピーク時に1時間のうち53分閉まっています。
工事の進み具合
- 2024年5月12日:伊勢崎線の仮上りホームの使用を開始
- 2025年2月3日:東口の駅構内1階通路を閉鎖し、2階の連絡通路(東口仮駅舎〜浅草方の跨線橋)を新設
- 2025年10月5日:伊勢崎線の仮下り線・仮下りホームの使用を開始
- 2026年:旧伊勢崎下り線などを撤去し、野田線の仮ホーム(上屋の鉄骨・基礎)と仮線をつくる工事中。富士見町地下道の西側延伸も進めています
2026年8月のかすかべ連立ニュース(第16号)によると、用地の確保率は96.8%(7月末時点)です。野田線を仮線に切り替える日は、まだ発表されていません。
工事にともなう通行規制(2026年)
- 市道5-303号線(富士見町地下道の延伸工事):2026年6月1日〜2027年3月31日、終日車両通行止め(歩行者は通れます)
- このほか踏切での夜間の車両通行止めが、工事にあわせて行われています。最新の規制は県鉄道高架建設事務所のページで確認してください
駅周辺のまちづくり
高架化にあわせて、春日部市は東西の駅前広場の再整備や西口駅前通りの再整備、中央一丁目地区の再開発などを進める計画です。周辺の都市計画道路も、高架化の完成と同じころの整備を目指しています。
これまでの経緯
- 2019年3月:都市計画決定
- 2019年12月17日:事業認可
- 2020年1月24日:県と東武鉄道が施行協定を締結
- 2021年3月30日:着工記念式典
出典
- 埼玉県「春日部駅付近連続立体交差事業」、鉄道高架建設事務所 工事のお知らせ、かすかべ連立ニュース 第16号(2026年8月)
- 春日部市「春日部駅付近連続立体交差事業」
- 東武鉄道 工事のご案内 vol.24(2026年3月)
2026年10月1日時点の情報です。


