所沢市の県営所沢航空記念公園にある「所沢航空発祥記念館」は、1993年の開館から30年以上たったため、初めての大規模なリニューアル工事をしています。リニューアルオープンは2027年5月1日(土)です。埼玉県が2026年10月16日に発表しました。休館は2025年9月1日からで、開館時間や入館料、オープンイベントは決まり次第発表されます。
リニューアルの概要
| 休館期間 | 2025年9月1日〜2027年4月(5月1日に再開) |
|---|---|
| リニューアルオープン | 2027年5月1日(土)(2026年10月16日に県が発表) |
| 場所 | 所沢市並木1-13(県営所沢航空記念公園内) |
| 最寄り駅 | 西武新宿線 航空公園駅から徒歩8分 |
| 問い合わせ | 所沢航空発祥記念館(04-2996-2225) |
大野元裕知事は2025年12月23日の記者会見で、リニューアルオープンを「記念館のある所沢航空記念公園の桜が見事な時期、つまり令和9年春頃に行う予定」と話していました。その後、県は2026年10月16日に、オープン日を5月1日(土)と発表しています。
目玉は「C1輸送機」のコックピット
リニューアル後の新しい展示機として、航空自衛隊のC1輸送機(19号機)のコックピット部分が加わります。2025年12月12日の未明に入間基地から運ばれ、記念館に搬入されました。
- C1輸送機は、航空自衛隊で初めての国産ジェット輸送機です
- 展示する19号機は、1976年から2023年まで主に入間基地で使われ、2011年の東日本大震災では被災地に支援物資を運びました
- コックピット部分の大きさは、県の2026年10月16日の発表では長さ約3.7m、幅約3.1m、高さ約4.5mです
- 実機を展示するエリアの中央に置き、操縦席に座れるようにする予定です
- 解体から輸送までの様子も、映像にまとめて展示します
知事は、2023年8月に知事自ら防衛省に展示機の協力をお願いし、C1輸送機を無償で借りられることになったと説明しています。
どんな記念館になるのか
埼玉県の予算資料には「所沢航空発祥記念館リニューアル」として約10億9,410万円が計上されています。資料では、内容を次のように説明しています。
- 「何度も来たくなる航空系ミュージアム」を目指す
- 実機展示の強みを残しつつ、デジタル技術を使った展示を取り入れる
- 民間企業などと連携して、航空に関する仕事を体験できるブースを設ける
2026年10月16日の県の発表では、新しい展示として次のものが挙がっています。
- (仮称)アンリ・ファルマン機シアター:日本で初めて動力飛行をしたアンリ・ファルマン機を再現し、当時の飛行の映像を映します。日本初の公式飛行場だった所沢飛行場での飛行を体験できる展示です
- C1輸送機のコックピット部:東日本大震災で支援物資の輸送に使われた機体です
- VR飛行体験と、旅客機の室内を再現したブース
県の資料の画像は設計段階のイメージで、実際の展示とは違う場合があるとしています。
一方で、リニューアルに合わせて展示を終えた展示物もあります。知事は2025年7月8日の会見で、「4機の展示飛行機」や「スペースウォーカー」、H2Aロケットの模型などが展示を終えると説明していました。
休館中にできること
- 航空公園は利用できます:公園部分はふだんどおり開いています
- 記念館横の駐車場は閉鎖中:リニューアル工事のため、記念館横の駐車場(85台)は使えません。南(140台)、東(161台)、北(194台)の駐車場は使えます。料金は2時間まで無料で、その後は1時間ごとに100円です
- YS-11:航空公園駅の東口駅前広場に展示されています。記念館は、休館中もYS-11の公開などの活動を続けるとしています
- 工作教室・講演会:公園内などで、ひこうき工作教室や航空講演会を開いています。日程は記念館の公式サイトで案内しています
- オンラインで見る:公式サイトの「展示パノラマビュー」で、休館前の館内を見ることができます
入館料
休館前の入館料は、大人520円、小・中学生100円でした。リニューアル後の料金は、10月16日の県の発表でも示されていません。
よくある質問
いつオープンしますか。
2027年5月1日(土)です。埼玉県が2026年10月16日に発表しました。開館時間とオープンイベントは決まり次第発表されます。
航空公園の中には入れますか。
入れます。休館しているのは記念館の建物で、公園は利用できます。ただし記念館横の駐車場は閉鎖中です。公園内の無料のドッグランは埼玉の犬と行けるスポット12選で紹介しています。
大型映像館はどうなりますか。
リニューアル後の大型映像館の扱いは、公式にはまだ発表されていません。
所沢と並んで日本の航空の歴史を支えた入間・狭山の話は、入間基地の歴史|ジョンソン基地から航空祭までで紹介しています。
この記事の確認日
2026年10月22日に、埼玉県のリニューアルオープンの発表(2026年10月16日)で再開日と新しい展示を確認し、追記しました。そのほかの内容は、2026年9月27日に、所沢航空発祥記念館の公式サイト、埼玉県の発表(2025年7月8日)、知事記者会見(2025年12月23日)、県の予算資料、埼玉県公園緑地協会の所沢航空記念公園のページで確認しました。この記事は2025年7月に公開した記事を、最新の情報で書き直したものです。


