川越市立美術館の特別展「生誕150年 杉浦非水と『非水百花譜』」は、2026年10月17日(土)〜12月13日(日)。観覧料は一般700円、大学生・高校生350円、中学生以下は無料です。無料になる日が3日(11/14・12/1・12/6)あり、11月14日と12月6日は千代紙ワークショップ(要事前申込)も開かれます。
三越のポスターや地下鉄開通のポスターで知られる、日本のグラフィックデザインの草分け・杉浦非水。その代表作『非水百花譜』は、四季の草花を一枚ずつ描いた木版画集です。今回の展覧会は、写真でしか残っていないものも含め、現在確認できる原画112枚をすべて展示し、完成した版画と見比べられるのが最大の見どころ。版画にならなかった原画も20点以上出ます。
なぜ川越でこの展覧会なのか。非水の妻の実家は川越にあり、戦時中に資料が疎開していました。2023年に同館で初公開されたその「非水疎開資料」からも、代表作が選ばれています。草花のデザインが好きな人はもちろん、着物や和柄の図案に興味がある人にも刺さる内容です。

料金はいくら?無料で入れる日は?
| 会期 | 2026年10月17日(土)〜12月13日(日) |
|---|---|
| 開館時間 | 9:00〜17:00(入場は16:30まで) |
| 休館日 | 月曜日(11月23日は開館)、11月24日(火) |
| 一般 | 700円(20人以上の団体は560円) |
| 大学生・高校生 | 350円(団体は280円) |
| 中学生以下 | 無料 |
| 観覧無料の日 | 11月14日(土・埼玉県民の日)、12月1日(火・川越市民の日)、12月6日(日・12月第1日曜日) |
無料の3日のうち、土日に当たるのは11月14日と12月6日。どちらの日もワークショップ「自分の絵を千代紙にしよう」が開かれるので、大人も観覧無料で展示とワークショップを両方楽しめます(ワークショップの参加費は美術館に確認を)。ただしワークショップは事前申込制なので、下の申込方法を確認してください。11月14日の埼玉県民の日は県内の多くの施設が無料・割引になるため、ほかの施設と組み合わせて回る人も多い日です。
どんな展示?見どころは3つ
1. 確認できる原画112枚をすべて展示 『非水百花譜』の原画を、完成した木版画と並べて展示します。筆の跡が残る原画と、彫り・摺りを経た版画で、色や線がどう変わったかを見比べられます。
2. 版画にならなかった原画20点以上 百花譜に収められなかった、いわば「幻の百花譜」です。
3. シルエット図「灯影式写生図」 植物を影絵のようにシルエットで表した写生図です。展示では、非水の図案のなかでこの図が果たした装飾的・象徴的な役割をたどります。
原画と版画を1点ずつ見比べていくと、思った以上に時間がかかります。112点を一通り見るなら、1時間程度は見ておくと安心です(目安。会場の混み具合で変わります)。
学芸員の話を聞ける日は?関連イベント一覧
申込不要で参加できるものと、10月17日(土)9:00から先着順で申込を受け付けるものがあります。定員は美術館のページに記載がないため、申込制のものは早めの申込をおすすめします。
- 10/17(土)初日プチ工房「非水図案の缶バッジを作ろう」
受付10:00〜15:00。申込不要
- 10/25(日)学芸員ピンポイント小話「『非水百花譜』原画のいろは」
11:00〜11:30。申込不要
- 10/31(土)学芸員による展示解説
14:00から。申込不要
- 11/8(日)学芸員ピンポイント小話「灯影式写生図(シルエット図)のこと」
11:00〜11:30。申込不要
- 11/14(土)ワークショップ「自分の絵を千代紙にしよう」
9:30/11:00/13:30/15:00開始。事前申込(10/17 9:00から先着順)。この日は観覧無料
- 11/22(日)学芸員による展示解説(手話通訳あり)
14:00から。申込不要
- 11/29(日)講演会「杉浦非水のデザイン」
14:00から。講師は前村文博氏。事前申込(10/17 9:00から先着順)
- 12/6(日)ワークショップ「自分の絵を千代紙にしよう」
11/14と同じ4回。事前申込。この日は観覧無料
- 12/9(水)学芸員による展示解説
11:00から。申込不要
初めて非水の作品を見るなら、10月25日の「原画のいろは」(30分)を聞いてから展示室に入ると、原画と版画のどこを見比べればよいかがつかめます。平日に行ける人は12月9日の展示解説が比較的落ち着いて聞けそうです。
初日の10月17日は川越まつりと重なる
注意 開幕日の10月17日(土)と翌18日(日)は川越まつりの開催日です。両日10:00〜22:00は市内中心部で車両の通行が規制され、蔵造りの町並み周辺は大変混雑します。車で行く予定の人や、展示をゆっくり見たい人は、この2日間を避けるのが無難です。
逆に、川越まつりの見物ついでに美術館へ寄るのは、混雑の中で一息つける組み合わせでもあります。初日だけの缶バッジ作り(10/17)に参加したい人は、まつりの人出を見込んで電車とバスで向かいましょう。
アクセスと周辺の回り方
| 住所 | 埼玉県川越市郭町2-30-1 |
|---|---|
| いちばん近いバス | 川越駅西口2番・本川越駅東口Eからイーグルバス「小江戸巡回バス」で「博物館・美術館前」下車すぐ |
| 本数の多いバス | 川越駅東口・本川越駅東口から東武バス(蔵のまち経由)で「札の辻」下車、徒歩8分 |
| 駐車場 | 美術館の南向かいに来館者用駐車場28台(博物館・本丸御殿と共用。料金は記載なし、美術館 049-228-8080 に確認を) |
美術館がある郭町は、川越城本丸御殿や川越市立博物館が集まる一角で、駐車場も3施設で共用です。台数が少ないので、週末はバスで行くほうが確実です。午前中に美術館をじっくり見て、昼は蔵造りの町並みへ歩いて食事、という流れなら無理がありません。月曜日は美術館が休館なので、川越観光の日程を組むときは注意してください。
よくある質問
Q. 未就学児や中学生は有料?
中学生以下は無料です。
Q. 11月3日(祝)は開いている?
休館日は月曜日と11月24日(火)なので、11月3日(火・祝)は開館日です。
Q. 常設展も見られる?
会期中は常設展「生誕120年 内田静馬」、相原求一朗記念室、タッチアートコーナー「西村大喜展 そっと触れる彫刻」が開かれています。料金の扱いは美術館に確認してください。
会期は約2か月ありますが、ワークショップと講演会は先着順です。気になる人は10月17日の申込開始を忘れずに。
出典:川越市立美術館「生誕150年 杉浦非水と『非水百花譜』」(2026年9月27日更新)。情報は2026年10月14日時点のものです。


