結論:「小江戸川越音楽祭2026」は、11月21日(土)10:00〜16:00に川越駅・本川越駅周辺で初めて開かれる街なかの音楽フェスです。アトレ川越の屋外テラスやクレアパークなど無料の4会場は、通りがかりにそのまま聴けます。カフェやバーでプロが演奏する「プレミアムライブ」は有料で、6会場周遊パス3,000円(各会場1ドリンク制)が必要。パスは当日9:00からクレアパークで引き換えてから回ります。
川越の街を歩いていると、駅前の屋外テラスからも、蔵造りの町並みへ向かう途中の小さな喫茶店からも、違う音楽が聞こえてくる――そんな1日を、中心街の二つの商店街が初めて仕掛けます。主催は川越新富町商店街振興組合と川越サンロード商店街振興組合でつくる実行委員会で、川越市が後援、COEDO BREWERYなどが協賛しています。無料ステージだけでも十分楽しめますが、有料のプレミアムライブは時間指定のしくみに少しクセがあるので、出かける前に下の時刻表で「どの1組を確実に観るか」を決めておくのがおすすめです。

いつ・どこで?入場は無料?
| 開催日 | 2026年11月21日(土) |
|---|---|
| 時間 | 10:00〜16:00(プレミアムライブの最終回は16:30開演・17:00終了) |
| 無料会場 | 川越クレアパーク、コエトコ、アトレ川越3階屋外テラス、丸広アネックスC館前 |
| 有料会場 | 市内のカフェ・バーなど6会場(プレミアムライブ) |
| 料金 | 無料会場は入場無料。プレミアムライブは6会場周遊パス3,000円+各会場1ドリンク |
| 雨の場合 | 少雨決行・雨天中止(中止になるのは屋外の無料会場。プレミアムライブは雨でも開催) |
| 主催 | 小江戸川越音楽祭実行委員会(後援:川越市) |
無料会場の出演者は、8月5日から9月15日まで一般から募集し、音源審査を経て9月30日に決まりました。どんな出演者が並ぶかは当日のお楽しみです。各会場の出演者とタイムテーブルは公式サイトで告知される予定で、10月16日時点ではまだ発表されていません。
無料の4会場はどこ?駅から歩ける?
4会場はいずれも川越駅〜本川越駅の間とその周辺にあり、電車で来て歩いて回る前提の配置です。いちばん手軽なのは、川越駅の駅ビル「アトレ川越」の3階屋外テラス。駅に着いてすぐ聴けるので、待ち合わせ前の数十分でも立ち寄れます。川越クレアパーク(脇田町)は川越駅から歩いて7分ほどの広場で、この日は同時開催の催しも重なる、いわば中心会場です。丸広アネックスC館前は丸広百貨店川越店の別館の前です。
少し離れているのがコエトコです。明治時代の旧川越織物市場を復元した市の施設(松江町)で、本川越駅から歩いて12分ほど。施設に駐車場はありません。川越駅に近いアトレ・クレアパークから聴き始め、最後に本川越駅の先のコエトコへ向かう順番がわかりやすいでしょう。会場どうしの位置は、出かける前に地図で確かめておくと安心です。
プレミアムライブは誰が出る?何時から?
プレミアムライブは、喫茶店や和菓子店の2階カフェ、ジャズバー、レコード店など、ふだんから音楽好きが集まる6つの店がステージになります。演奏はどれも1回30分。会場はJR川越駅寄りの南通町に3軒、蓮馨寺の近くの連雀町に3軒と、二つのエリアに分かれています。
| 出演者 | 会場 | どんな音楽 | 開演時刻 |
|---|---|---|---|
| 石川紅奈 | 彩乃菓(連雀町10-1) | ウッドベース奏者。2023年にジャズの名門ヴァーヴ・レコードからデビュー | 12:00/13:30/15:00/16:30 |
| HARMONICA CREAMS | レレレノレコード(連雀町8-2-2) | ハーモニカ・フィドル・ギターのケルト系インストバンド | 13:00/14:30/16:00 |
| Masaki. & RISMセッションズ | この時間カフェ(連雀町4-10) | 20種類の楽器を操る作曲家。参加型セッションの企画も予告 | 11:30/13:30/15:00/16:00 |
| 藤井康一 | 8十8Cafe(南通町16-34) | ブルースバンド「ウシャコダ」のリーダー。歌とサックス、ウクレレ | 14:00/15:00/16:00 |
| 山田翔一&丸山朝光 レレレノデュオ with Friends | Good Fun innit?(南通町16-5) | 川越出身のトロンボーン奏者とバンジョーのデュオ。ジャズやラテン | 11:30/13:00/14:30/16:00 |
| TAROKICHI | Bar & Jazz Collapsar(南通町15-17) | 川越・川島を拠点にするピアニスト。クラシックを身近に聴かせる | 12:00/13:30/15:00/16:30 |
注目は、ウッドベース奏者の石川紅奈さん。9月に2枚目のアルバムを出したばかりで、和菓子店の2階という近い距離で聴けるのは貴重です。HARMONICA CREAMSはスペインやフランスのケルト音楽祭のコンクールで優勝した実力派で、レコード店の店内で聴くインスト演奏はこの日いちばん「旅先感」がありそうです。地元色が強いのは、川越出身の山田翔一さんと、川越・川島を拠点にするTAROKICHIさん。Masaki.さんはサンロード商店街のPVに曲を提供しており、川越駅西口で営む音楽スタジオ「RISM」でのセッションを持ち込む企画も予告されています。
周遊パスはどう使う?買う前の注意点
パスは電子チケットサイト「teket」で10月10日から販売中で、当日の10:00まで買えます。料金はどの出演者を選んでも3,000円で、各回とも開演30分前に開場します。買うときに「この出演者のこの回」を1つ指定し、その公演は確実に観られます。残りの5会場にも入れますが、こちらは席が空いていれば、という扱いです。
注意:購入はteketの会員登録が必要で、1アカウントにつきイベント全体で1回まで。家族や友人の分をまとめて買う場合は、販売ページで枚数の扱いを確認してください。当日は9:00以降にクレアパークでパスへの引き換えが必要で、会場へ直接行っても入れません。各会場は時間ごとの入れ替え制で、同じ会場には1回しか入れず、満席の会場には入れません。
確実に観たい1組の回を指定し、ほかの会場は空いていたら入る、と考えると気が楽です。各店の席数は公表されていないので、人気の出演者は指定公演にしておくのが無難です。
1日でどう回る?モデルコース
南通町(川越駅寄り)から連雀町(蓮馨寺周辺)へ、北へ進みながら無料会場もはさむ一例です。会場間の歩く時間は公式に記載がないので、移動には余裕を見てください。指定公演以外は満席なら入れない点も忘れずに。
- 9:30クレアパークで周遊パスを引き換え
引き換えは9:00から。先に済ませておくと後が楽
- 10:00クレアパークかアトレ川越3階テラスの無料ステージ
どちらも川越駅から近い会場
- 11:30Good Fun innit?(南通町)でレレレノデュオ
トロンボーンとバンジョーで軽快にスタート
- 13:30連雀町へ。彩乃菓で石川紅奈(指定公演の例)
13:00開場。昼食は移動の前に
- 14:30レレレノレコードでHARMONICA CREAMS
蓮馨寺の前。終演後に多文化共生祭りへ
- 15:15コエトコで無料ステージとクラフト市
無料会場は16:00まで
- 16:30最終回でしめる
Bar & Jazz Collapsar(TAROKICHI)の16:30の回。同じ店には1回しか入れないので、まだ入っていない店を選ぶ
お昼は、会場にもなっている8十8Cafe(黒米や玄米のランチプレート)やこの時間カフェ(おにぎり御膳が人気)も候補ですが、当日はライブの客で混むはず。公演の時間を外して入るか、クレアモール沿いの店で済ませるほうが確実です。
同じ日に開かれる催しは?
音楽祭に合わせて、蓮馨寺では「小えど多文化共生祭り」、コエトコでは「川越デザイン・クラフト市」、クレアパークでは「ラジオ川越新人発掘オーディションデビューライブ」と「サンロードビアパーク in Autumn」が開かれます。蓮馨寺は連雀町のプレミアムライブ会場のすぐそばなので、ライブの合間に立ち寄りやすい組み合わせです。各催しの時間や出店内容は、10月16日時点で公式に記載がありません。
よくある質問
雨が降ったらどうなる?
少しの雨なら決行で、雨天で中止になるのは屋外の無料会場です。プレミアムライブは店内のため、雨でも開催とされています。当日朝は公式のInstagram・X(@coedo_musicfes)で確認を。
車で行ける?駐車場は?
音楽祭としての駐車場は公式に記載がありません。コエトコにも駐車場はないため、JR・東武の川越駅か西武の本川越駅から電車で行くのが確実です。
子ども連れでも楽しめる?
屋外の無料会場は出入り自由なので、ベビーカーでも気軽に立ち寄れます。プレミアムライブの会場にはバーもあり、子どもの入場や年齢制限は公式に記載がありません。気になる場合は実行委員会(coedo_musicfes@radiokawagoe.com)に確認を。
来年以降も開かれる?
2026年が第1回で、次回の予定は発表されていません。
川越の街歩きと合わせるなら、川越はなぜ「小江戸」と呼ばれるのかを読んでおくと、会場までの道のりがもっと楽しくなります。川越市立美術館では杉浦非水展が12月13日まで開催中。11月のほかの週末の予定は埼玉の11月イベント一覧にまとめています。
出典:小江戸川越音楽祭「イベント概要」「チケット」「審査結果のお知らせ」、teket「小江戸川越音楽祭実行委員会」の各公演ページ、川越経済新聞(10月16日配信)。情報は2026年10月16日時点。

