結論:鴻巣の勝願寺で、11月14日(土・県民の日)に「お十夜・人形供養祭」が開かれます。役目を終えたひな人形や五月人形、ぬいぐるみを、13日(金)9:00〜16:00、14日(土)9:00〜12:00に勝願寺の境内へ持ち込めます(14日は本堂前のテント、予約は不要)。供養料は量に関係なく3,000円から(気持ちで上乗せ)。当日は大きなお祭りで混むので、量が多い人や車の人は前日の13日がおすすめです。
鴻巣駅から歩いて10分ほどの勝願寺は、徳川家康ゆかりの浄土宗の古刹です。毎年11月14日前後には「お十夜」と呼ばれる念仏の法要が開かれ、関東三大十夜のひとつに数えられています。門をくぐると参道に露店が並び、多くの参拝客でにぎわう、鴻巣の秋の大きな行事です。
この日、境内では鴻巣ひな人形協会が主催する人形供養祭も行われます。ひな人形のまちとして知られる鴻巣の人形店がテントを出し、全国から届いた人形を受け付け、僧侶の読経で供養します。家で飾らなくなった人形を「ごみに出すのは忍びない」と感じている人にとって、年に一度の手放す機会です。

何を持っていける? 持っていけないものは?
受け付けているのは、人形と、人形として飾ってきたものです。主催側の人形店の案内をまとめると次のとおりです。
持っていけないのは、お守り・お札・神棚・仏壇などの宗教用品と、人形ではない道具類です。屏風、ぼんぼり、飾り段、弓太刀、ガラスケースのガラスは受け付けていないので、住んでいる自治体の分別ルールで処分します。ガラスケース入りの人形は、ガラスを外して人形だけにすれば、人形の台やケースの下台は付けたままで構いません。アクリルケースは解体せずにそのまま持ち込めると、広田屋人形が案内しています。
持ち込むときは段ボール箱や紙袋、ビニール袋にまとめておきます。供養料は祝儀袋か白い封筒に入れ、表に「供養料」と名前を書いておくと受付がスムーズです。
13日と14日、いつ持っていくのがいい?
受付は2日間あります。
| 受付日 | 時間 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 11月13日(金) | 9:00〜16:00 | 量が多い人、車で行く人、混雑を避けたい人 |
| 11月14日(土・県民の日) | 9:00〜12:00 | 午後の供養の法要まで見届けたい人 |
| 事前に人形店へ預ける | 店ごとに異なる(下記) | 13・14日に行けない人 |
14日はお十夜の当日で、境内も参道も人であふれます。人形店の案内でも「14日は勝願寺の大祭のため車が混雑する」と注意が出ています。人形を預けるだけが目的なら、平日の13日に持ち込むのが落ち着いて受付できます。
2日とも都合がつかない場合は、協会の人形店が事前に預かってくれます。マル武人形は11月1〜12日の10:00〜16:00(事前に電話)、広田屋人形は10月1日〜11月12日の10:00〜16:00に受け付けています。広田屋人形の案内では、事前に預ける場合は人形協会の規定で供養料とは別に手数料1,000円がかかり、預けた人形は返却できません。勝願寺では問い合わせを受け付けていないので、相談は協会の事務局(マル武人形 048-541-3517、9:00〜17:00)か各人形店へ。
岩槻の人形供養祭とどちらに出す?
埼玉で「人形供養」と言えば、もう一つ、さいたま市岩槻区の人形供養祭が有名です。こちらは11月3日(火・祝)で、日にちも料金も違います。
| 比べる点 | 鴻巣・勝願寺 | 岩槻城址公園 |
|---|---|---|
| 日にち | 11月14日(土)。受付は13日・14日 | 11月3日(火・祝) |
| 供養料 | 量に関係なく3,000円から | 1軒4,000円から |
| 当日の受付時間 | 9:00〜12:00(前日13日は9:00〜16:00) | 10:00〜13:30ごろ |
| 主催 | 鴻巣ひな人形協会 | 岩槻人形協同組合 |
| 前日の受付 | あり(13日 9〜16時) | なし(宅配便・店舗受付は別にあり) |
| 一緒に楽しめること | お十夜の法要、参道の露店 | 人形のまちの散策 |
岩槻の11月3日を逃した人にとって、11日後の鴻巣はもう一度の機会になります。今年の14日は土曜日なので、子どもと一緒に思い出の人形を見送りに行けるのも鴻巣の良さです。岩槻の詳しい受付方法は岩槻の人形供養祭の記事にまとめています。
当日の流れと見どころ
鴻巣市観光協会の案内では、14日の開催は10:00〜15:00。供養の法要は13:00ごろからで(稚児行列の進み具合で前後します)、十数人の僧侶が読経したあと、人形をお焚き上げして送り出します。鴻巣市観光協会の2026年の案内では、子どもたちが稚児の衣装で僧侶と一緒に歩く「お練り稚児行列」も予定されています(稚児の申し込みは10月30日(金)まで)。
地元のポータルサイトの訪問記(2018年)では、参道に食べ物の屋台や鉢花の店が並び、本堂には交通安全や厄除けの参拝客が絶えない様子が紹介されています。人形を預けたあとは露店をのぞきながら境内をゆっくり歩くのが、この日の過ごし方です。
行く前の確認
- 14日の受付は12時まで。午後に着くと預けられない
- 屏風・飾り段・ガラスなどの道具類は受け付けない
- 供養料は「供養料」と名前を書いた封筒に入れておく
- 勝願寺は問い合わせ不可。協会事務局 048-541-3517 へ
行き方と駐車場
| 場所 | 勝願寺(鴻巣市本町8-2-31) |
|---|---|
| 電車 | JR高崎線「鴻巣駅」東口から徒歩約10分 |
| 駐車場 | 100台(鴻巣市観光協会の案内)。14日は混雑するので、人形を車で運ぶなら13日が無難 |
| 問い合わせ | 鴻巣ひな人形協会(マル武人形内)048-541-3517/広田屋人形 048-541-8888 |
勝願寺では11月3日にクラフトビールの「こうのす寺ビール祭り」も開かれます。同じお寺で、11日違いでまったく違う顔を見せる秋です(寺ビール祭りの記事)。
よくある質問
Q. 供養料は人形の数で変わる?
A. 変わりません。量に関係なく3,000円からで、あとは気持ちで上乗せする形です。
Q. 郵送で送れる?
A. 協会の案内に郵送受付の記載はありません。人形店での事前預かり(広田屋人形は持参か送付で受付)があるので、各店に確認してください。
Q. お守りやお札も一緒に供養できる?
A. 宗教用品は受け付けていません。授かった寺社に返しましょう。
※2026年10月16日に、鴻巣市観光協会のイベントページ、鴻巣ひな人形協会加盟店(マル武人形・広田屋人形)の人形供養の案内で確認した内容です。


