埼玉県入間市で、7月に始まったばかりの制度「いるま自治会支援協力員」の第1号が、地域の祭りで初めての活動を終えました。2026年8月19日に市長から委嘱状を受け取った高校3年生の小野杏花里さんが、9月5日、藤沢地区の「ふるさと上ノ原まつり」に参加しました。
委嘱式から17日後の初活動
8月19日、市役所の市長室で杉島理一郎市長から委嘱状を受け取った小野さんは、「初めての活動でとても緊張していますが、街を盛り上げたいという気持ちは変わりません」と話していました。その17日後、上ノ原の祭りの会場に、小野さんの姿がありました。
午後4時の開会後、自治会から借りた法被を着て子ども神輿の後ろを歩き、手には「祭」の字の大きなうちわ。地元の方が祭りの様子を動画で配信しており、突然マイクを向けられた場面では「会場の皆様、一緒に盛り上げていきましょう!」と呼びかけたといいます。
持ち場は焼きそばの受付、活動は3時間半
この日の持ち場は、焼きそばの模擬店の受付でした。注文を受け、代金を受け取り、次の方へ。午後4時から10日の夜7時半ごろまで、3時間半にわたる初めての活動となりました。
活動のあと、小野さんから市には「地域の皆さまと協力して取り組むことの大切さを学び、もっと地域に貢献したいと感じました」というメールが届いたとのことです。受け入れた上ノ原自治会の方々からも、「本当にありがとうございました」「また来てください」という言葉があったそうです。
祭りを支えているのは地域の人たち
小野さんが受付に座った焼きそばの店は、上ノ原自治会の方々が前もって準備を重ね、当日は夜9時半の解散まで働き、翼朝もまた集まる――そうして成り立っています。役員や班長、入間太鼓の皆さん、手伝いに入った地元の中学生、法被姿で子ども神輿に付き添う大人たち。ひとつの祭りに、これだけの人が関わっています。
「いるま自治会支援協力員」とは
入間市には118の区・自治会があり、お祭りや防災訓練、日ごろの見守りといった活動を、役員の高齢化と担い手の不足のなかで続けています。若い世代が市の職員と一緒に自治会を支える「いるま自治会支援協力員」は、この課題を受けて2026年7月にスタートした制度です。
協力員は随時募集中
協力員は随時募集されています。対象は高校生、大学生、専門学校生、おおむね35歳以下の社会人。お住まいは問わず、市外から市内に通学・通勤している方も応募できます。詳しい応募条件や手続きについては、入間市の担当窓口(地域振興課)へ確認してください。
年に1回の参加からでも
自治会活動というとハードルが高いように感じる方もいるかもしれませんが、今回のように「祭りの一日」から関わることもできます。入間市に住む人も、通学・通勤で市内に通う人も、地域との接点をつくるきっかけになりそうです。


