さいたま市役所は、浦和区常盤からさいたま新都心(大宮区北袋町)へ移ります。市は2031年度(令和13年度)を目途に移転する計画で、2026年4月に新庁舎の基本設計がまとまりました。新庁舎は地下1階・地上19階、高さ約94mで、総事業費は約769億円と見込まれています。

いつ移転する?
| 段階 | 時期 |
|---|---|
| 基本設計 | 2024年11月着手、2026年4月完成 |
| 実施設計 | 2026〜2027年度 |
| 建設工事(既存建物の解体を含む) | 2027〜2030年度(工期45か月の想定) |
| 完成・移転 | 2031年度 |
場所はさいたま新都心のどこ?
新庁舎の場所は大宮区北袋町1丁目603番地1ほかです。いまの「さいたま新都心バスターミナル」と「新都心みどりの広場」がある街区で、敷地は約15,000㎡。これとは別に、民間の施設用の敷地が約2,300㎡あります。
さいたま新都心駅から歩行者デッキを延ばし、敷地の東側を主な入口にする計画です。
新庁舎の特徴
- 規模:地下1階・地上19階(建築基準法上は20階)、最高高さ約94m、延床面積約64,000㎡
- 構成:行政棟・議会棟・中広場棟の3棟
- 防災:免震構造。最大7日分の備蓄で、最大7日間業務を続けられるようにする。ヘリポートを設け、危機管理センターと消防本部を6〜7階に置く
- 市民の場所:屋根付きで天候に左右されない「中広場」、外広場、階段広場。キッズスペース、育児用の施設、展望施設
- 環境:ZEB Readyの取得、次世代型太陽電池、立体的な緑化
- 民間施設:市の土地を民間に貸し、民間が別棟を建てて運営する(公募の方法は検討中)
災害などの非常時には、区役所などの代わりのスペースとしても使う想定です。
事業費は約769億円
2026年4月時点の概算事業費は、調査・設計費が約29億円、工事費(解体を含む)が約705億円、移転費が約35億円で、合計約769億円です。2024年3月の基本計画の時点では合計約400億円で、延床面積も約50,000㎡から約64,000㎡に増えています。
いまの市役所の場所はどうなる?
浦和区常盤6丁目のいまの本庁舎の場所は、「多様な世代に愛され、県都・文教都市にふさわしい感性豊かな場所」を目指して使い方を検討しています。
- 2025年度に利活用計画の「骨子」を策定。文化・芸術、教育・先進研究、商業の機能を組み合わせ、交流・発信・防災の機能を持つ公園・広場を設ける方針です。
- 利活用計画の本編は2028年度に策定する予定です。
- 基本構想では、浦和区役所や浦和消防署の機能は残すとしています。
2026年11月には、いまの市役所の場所と旧市民会館うらわの跡地をテーマにした「まちづくりカフェ」も開かれます。
移転が決まるまで
- 2000年9月:浦和・大宮・与野の3市が合併協定書に調印(事務所の位置についての取り決めを含む)
- 2018年5月:本庁舎整備審議会が答申
- 2021年2月:整備方針を決定。12月に基本構想を策定
- 2022年4月:市議会の臨時会で「さいたま市役所の位置に関する条例」の改正案を、出席議員の3分の2以上の賛成で可決(5月16日公布)
- 2024年3月:基本計画を策定
- 2026年4月:基本設計が完成
出典
2026年9月30日時点の情報です。


