川口市立美術館の開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」は11月29日(日)まで。当日券は一般2,000円、中学生以下は無料です。会場はJR川口駅西口から徒歩2分。仕事帰りに行くなら、夜間開館で20時まで開く10/23・11/13・11/27の金曜日が狙い目です。
2026年9月に開館したばかりの川口市立美術館。そのこけら落としに選ばれたのが、写真家・映画監督の蜷川実花の個展です。川口は父で演出家の蜷川幸雄の出身地で、実花さん自身も幼いころを過ごした街。色鮮やかな花の写真のイメージが強い作家ですが、今回は「家族の記憶」という、これまであまり正面から扱ってこなかったテーマに向き合った展示になっています。

チケットはいくら?当日券とオンラインの差
| 区分 | 当日料金 | 前売・オンライン |
|---|---|---|
| 一般 | 2,000円 | 1,800円 |
| 大学生 | 1,500円 | 1,300円 |
| 高校生 | 1,000円 | 800円 |
| 中学生以下 | 無料 | 無料 |
前売・オンライン券は当日券より200円安い設定でした。前売券の販売は9月11日で終わっています。会期中もオンラインで安く買えるかは、購入前に美術館の公式サイトで確認してください。確認できなければ、当日券の料金で考えておくのが安全です。
どんな展示?2つの章の見どころ
展示は2つの章に分かれています。2階の展示室が第一章、M2階の展示ホールが第二章です。
第一章(2階):写真作品 初公開の新作を含む写真が並びます。約30年撮り続けてきたモノクロのセルフポートレートと、父・幸雄さんの闘病から亡くなるまでの約1年半を記録した『うつくしい日々』が中心です。
第二章(M2階):家族の記憶 蜷川幸雄の書斎を移設して再現した空間、母・宏子さんのキルト作品、そして両親の若いころのアルバムを実花さん自身が撮影し直した新シリーズ『First Light』が展示されます。
9月9日の記者発表で実花さんは、父が亡くなってから10年間、書斎をずっとそのままにしていたと明かしています。ゆかりの川口での展覧会をきっかけに、その書斎が初めて人の目に触れることになりました。
華やかな色彩の「蜷川ワールド」を期待して行くと、第一章のモノクロ写真に意外さを感じるかもしれません。けれど、その静けさがあるからこそ、第二章の書斎やキルトに込められた家族の時間が胸に迫ります。実花さんは美術手帖の取材で、幼いころに過ごした本町周辺の光景を振り返っています。路地裏のオレンジ色の街灯、迷路のような道、角を曲がると現れる映画館、そしておかめ市(酉の市)の見世物小屋やにぎわい。華やかさと陰が入り混じったその記憶が、ものづくりの原風景になったといいます。本町やおかめ市を知る地元の人なら、自分の街の記憶と重ねながら見られる展示です。
夜間開館とトークの日はいつ?
開館時間はふだん10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)。10月・11月の夜間開館日は20:00まで開きます(入館は19:30まで)。会期中のギャラリートークとアーティストトークは次のとおりです(10月9日分は終了)。
- 10/18(日)ギャラリートーク
11:00から
- 10/21(水)ギャラリートーク
14:00から
- 10/23(金)夜間開館(20:00まで)+アーティストトーク
アーティストトークの時間・参加方法は公式で確認を
- 10/31(土)ギャラリートーク
14:00から
- 11/13(金)夜間開館(20:00まで)
翌14日は埼玉県民の日
- 11/27(金)夜間開館(20:00まで)
会期最後の夜間開館。2日後に閉幕
本人の話を聞けるかもしれない10月23日は、夜間開館とも重なる注目の日です。混雑が予想されるので、トークの参加方法は事前に公式サイトで確かめておきましょう。閉幕直前の週末は混みやすいので、ゆっくり見たい人は11月中旬までに行くのがおすすめです。
休館日に注意
休館 原則として毎週月曜日が休館です。会期中の残りでは11月23日(月・祝)は開館し、代わりに11月24日(火)が休館になります。祝日明けの火曜日に行く予定の人は気をつけてください。
駐車場はある?アクセス
| 住所 | 埼玉県川口市川口3-1-2(川口総合文化センター・リリアの隣) |
|---|---|
| 電車 | JR京浜東北線 川口駅西口から徒歩2分 |
| 駐車場 | 美術館専用の駐車場はなし。美術館の真下にある「川口駅西口地下公共駐車場」(2026年4月営業開始)など近隣の駐車場を利用 |
駅からほぼ直結といえる近さなので、電車で行くのがいちばん楽です。館内にはレストランとミュージアムショップもあり、展示を見たあと食事や買い物まで館内で済ませられます。
よくある質問
Q. 子ども連れでも大丈夫?
中学生以下は無料です。ただし第一章には父の闘病と死を記録した作品があり、静かに向き合う展示です。小さな子どもと行くなら、空いている平日の午前がよいでしょう。
Q. 写真撮影はできる?
美術館の展覧会ページに撮影の可否の記載がありません。当日、会場の案内を確認してください。
Q. 閉幕後の次の展覧会は?
「第54回川口市美術展」が予定されています。会期は美術館の公式サイトで確認してください。
出典:川口市立美術館の展覧会ページ・お知らせ(休館日および夜間開館日、2026年9月18日)、川口市の報道発表資料(2026年8月3日)、美術手帖の展覧会レポート。情報は2026年10月14日時点のものです。


