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埼玉の入学準備金2027|6市の申請期限と金額

埼玉の入学準備金(就学援助の入学前支給)。6市を比較、熊谷市は11月20日、さいたま市は11月30日、所沢市は12月28日が申請期限 くらし・行政

まずはここだけ:2027年4月に小学校・中学校へ入学する子がいて家計が苦しい家庭は、就学援助の「入学準備金(新入学学用品費)」を入学前に受け取れる市があります。締め切りがいちばん早いのは熊谷市の11月20日(金)、次がさいたま市の11月30日(月)、所沢市は12月28日(月)です。金額は小学校で6万4,300円の市が多く、川口市のように入学後の支給になる市もあります(2026年11月1日時点)。

ランドセルや制服、体操着、上履き。入学の準備は、春を待たずに年明けから一気にお金が出ていきます。その負担を軽くするのが、小・中学校の「就学援助」のうち入学用品の分です。以前は入学後の夏ごろに支給されるのが一般的でしたが、入学前の1〜3月に前倒しで支給する市が増えています。一方で、入学後の支給のままの市もあります。

ただし、申請の時期は市ごとにばらばらで、秋のうちに締め切る市もあります。この記事では、県内6市の公式ページと案内(2026年11月1日に確認)をもとに、申請期間・金額・支給時期を比べました。

入学準備金の申請期間と支給時期。熊谷市は11月20日まで・2月下旬支給、さいたま市は11月2日から30日・1月29日支給予定、所沢市は10月1日から12月28日・2月下旬支給、川越市は12月1日から1月29日・4月認定分、越谷市は未発表、川口市は4月8日まで随時・4月以降支給
6市の申請期間と支給時期(2026年11月1日時点の各市の案内をもとに作成)
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「入学前にもらえる」かどうかは市で違う

入学準備金は、就学援助の認定を受けた家庭に支給される入学用品の費用です。市によって「入学準備金」「新入学学用品費」「新入学準備費」と呼び方が違いますが、中身はほぼ同じです。

違いが大きいのは支給のタイミングです。さいたま市・所沢市・熊谷市は、締め切りまでに申請して認定されれば、入学前の1〜2月に振り込まれます。一方、川口市は2027年度の新1年生の分を「令和9年4月以降、順次」支給するとしていて、入学前には受け取れません。川越市も、入学前支給の案内はなく、4月に認定された人への支給(入学後)です。入学準備の出費に間に合わせたいなら、自分の市が入学前に支給するのか、締め切りはいつかを、11月のうちに確かめておくことが大切です。

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締め切りが早い順に6市を比べると

市申請の期間・締め切り金額(小学校/中学校)支給の時期
熊谷市2026年11月20日(金)まで64,300円/81,000円入学前(2月下旬)。3月末までの申請は7月中旬
さいたま市2026年11月2日(月)〜30日(月)(小・中学生のきょうだいがいない家庭)64,300円/中学校分はパンフレット(2026年2月版)で63,000円小学校分は2027年1月29日の予定。中学校分は1月末
所沢市2026年10月1日(木)〜12月28日(月)厳守64,300円(小学校の入学前支給)2027年2月下旬
川越市2026年12月1日(火)〜2027年1月29日(金)64,300円/81,000円入学後(4月認定分として。振込月は教育財務課 049-224-6083 に確認を)。審査結果は3月上旬ごろ
越谷市2027年入学分は未発表(前年は1月13日〜30日の受付)前年は小学校57,060円入学前(前年の例)。申請しない場合は4月認定で9月支給
川口市2027年4月8日(木)まで随時54,060円/63,000円2027年4月以降、順次(入学後)

越谷市は、申請方法を案内する「こしがや子育てネット」のページが2025年度(2026年1月受付)の内容のままで、2027年入学分は2026年11月1日時点で未発表です。前年と同じなら1月に2週間ほどしか受け付けないので、12月の広報や就学時健康診断で配られる案内を見逃さないようにしてください。

さいたま市の中学校分は、小学6年生のいる家庭が11月の時点で就学援助の認定を受けていれば、1月末に振り込まれる仕組みです。今年度の就学援助を受けていない6年生の家庭は、11月中に申請しておく必要があります。金額は2026年2月のパンフレットの額で、小学校分が9月の案内で改定されているため、最新の額は学事課(048-829-1647)で確かめてください。

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うちは対象になる?所得の目安の見方

対象になるかどうかは、世帯の所得で決まります。目安の金額を出している市では、次のように書かれています。

所沢市(3人世帯:父35歳・母33歳・子5歳)年間所得およそ246万円(年収約376万円)より少ない
所沢市(4人世帯:父40歳・母35歳・子5歳と3歳)年間所得およそ281万円(年収約419万円)より少ない
川越市(3人世帯・持ち家)所得の合計が約296万円未満(家賃月6万1,000円の借家なら約371万円未満)

注意したいのは、ここでいう「所得」が給与の手取りや年収ではないことです。源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」など、控除後の額を世帯全員分足して比べます。家族の年齢や人数、持ち家か借家かでも基準は変わるので、目安を少し上回るくらいなら、あきらめずに申請してみる価値があります。

さいたま市は、市民税が非課税、児童扶養手当(児童手当とは別のもの)を受けている、生活保護が停止・廃止になった、税や国民健康保険料の減免を受けている、といった理由のどれかに当てはまるかで判断します。熊谷市も、児童扶養手当や市民税の非課税に加えて、生活保護に準じる程度に困っている世帯を対象にしていて、所得の目安を示しています。

きょうだいが就学援助を受けている家庭は?

上の子がすでに就学援助を受けている家庭は、手続きがいらない市があります。さいたま市は、同じ世帯の小・中学生が就学援助の認定を受けていれば申請不要で、対象者には認定通知で知らせるとしています。所沢市も、市立小・中学校に通う子がいて今年度の就学援助を受けている世帯は、自動的に入学前支給の対象になります。

反対に、きょうだいがいても就学援助を受けていない家庭は、新たに申請が必要です。また熊谷市は、今年度に認定を受けている家庭も、2027年度分は改めて申請が必要です(入学前に受け取るなら11月20日まで)。さいたま市は、今年度の申請で非認定だった家庭は支給の対象外ですが、その後に家計が変わった場合は申請し直せます。

締め切りに間に合わなかったら

入学前の締め切りを過ぎても、多くの市では入学後に同じ費用を受け取る道があります。熊谷市は2027年3月末までの申請なら7月中旬に支給(4月以降の申請だと入学用品の分は出ません)。所沢市は、入学前に受け取れなかった人でも、2027年度の就学援助で4月か5月に認定されれば新入学学用品費が出ます。越谷市も、前年は入学前の分を申請しなかった人に4月の認定で9月に支給するとしていました(入学前の分を申請した人は、審査の結果にかかわらず入学後の支給はありません)。

ただし、入学前に受け取った人は、入学後に同じ費用は出ません。また、入学前の分を受け取ったあとに市外へ引っ越したり、私立の学校に入学したりすると、返金を求められることがあります(川口市が案内)。

申請の前に準備すること
  • 2025年分の所得の申告を済ませる:世帯に未申告の人がいると審査できない市があります(所沢市・熊谷市)。収入がなくても申告が必要な場合があります
  • 2026年1月2日以降に転入した人は課税証明書などを用意:前に住んでいた市町村の所得証明が要ります(所沢市・熊谷市など)
  • 振込先の口座がわかるものを用意:郵送の場合は通帳かキャッシュカードのコピー(所沢市)
  • 提出先を確認:所沢市は教育総務課(学校では受け付けない)、さいたま市は学校か学事課、川越市は教育財務課か学校事務室

入学準備金のQ&A

Q. 所沢市で中学校に入学する子の分は?
所沢市の入学前支給は、市立小学校に入学する子が対象です。中学校に入学する子の新入学学用品費は案内に記載がないため、教育総務課(04-2998-9232)で確かめてください。

Q. 私立の小学校・中学校に入る場合は?
就学援助は公立(市立・国立・県立)の学校が対象で、私立は対象外です。私立に入る可能性があるなら、川口市は公立への入学が決まってから申請するよう案内しています。

Q. 生活保護を受けている家庭は?
入学用品の費用は生活保護費から支給されるため、就学援助の入学準備金の対象外です(所沢市など)。

Q. 高校の入学準備は?
就学援助は小・中学校の制度です。高校の費用については埼玉の私立高校入試の記事で、学費と補助の目安をまとめています。

出典

内容は2026年11月1日に確認したものです。金額は予定額で、変わることがあります。申請の前に各市の担当課へ確認してください。

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