まずはここだけ:越谷のご当地鍋「こしがや鴨ネギ鍋」は、市内7店で1人前1,700円〜3,000円ほど(ふしみは1鍋3,500円)で食べられます。11月から出す店が多く、若竹は10月半ばから提供中。2人前から・予約必須の店もあるので電話してから行くのが確実です。家で食べたい人向けの「ギフトセット」(2〜3人前・6,980円、送料別)は11月1日(日)から予約受付。発送は12月14日(月)からで、年内に届けたいなら12月28日(月)出荷が最終です。
「鴨が葱を背負って来る」。うまい話が重なることのたとえを、そのまま鍋にしたのが越谷の鴨ネギ鍋です。越谷市には、皇室の行事や外国からの賓客のもてなしに使われる宮内庁の「埼玉鴨場」があり、江戸時代から長ねぎの産地でもありました。この二つを組み合わせ、当時の越谷市商工会青年部が2005年11月のこしがや産業フェスタで5,000人分の大鍋をふるまったのが始まりです。今は越谷商工会議所が特産品プロジェクトとして提供店を紹介していて、2023年度には文化庁の「100年フード」にも認定されました。

どんな鍋?「鴨ネギ鍋」を名乗るための3つの条件
越谷商工会議所の公式サイトによると、「こしがや鴨ネギ鍋」として紹介される鍋の条件は三つだけです。醤油ベースのつゆであること、店主が選んだ鴨(合鴨)肉を使うこと、そして越谷ねぎを「煮込み」と「焼き」の両方で使うこと。元祖の鍋は、鴨つくねと越谷産の野菜を煮込み、最後に焼いたねぎとスライスした鴨肉をのせて仕上げます。
条件がこれだけなので、店ごとの個性ははっきり出ます。たとえば居酒屋 いちまるは、出汁と生ポン酢で食べる水炊きと、濃いめの醤油つゆを卵につけて食べる鴨すきの二本立て。そば処 増林 砂場はうどんを一緒に煮込む「鴨鍋うどん」です。焼いたねぎの香ばしさと、煮込んでとろりと甘くなったねぎを一つの鍋で食べ比べられるのが、この鍋のいちばんの楽しみです。
どの店で食べる?7店を値段の安い順に
越谷商工会議所の「鴨ネギ鍋提供店舗一覧」に載っている7店を、1人前の値段が安い順に並べ直しました。値段は各店の紹介ページの表示で、税込です。
| 店名 | エリア(越谷市) | 1人前の値段(税込) | 提供期間・注文の条件 | 定休日 |
|---|---|---|---|---|
| そば処 増林 砂場 | 大袋エリア(増林3921-1) | 1,700円(鴨鍋うどん) | 11月〜2月末 | 火曜(祝日の場合は翌日)・金曜 |
| 居酒割烹 若竹 | 南越谷エリア(南越谷1-26-9) | 1,980円 | 10月半ば〜4月末。1人前から | 日曜・祝日 |
| 石臼挽そば 更科 | 蒲生エリア(蒲生寿町17-5) | 2,200円 | 12月29日〜31日は注文不可 | 火曜 |
| Free Style Dining ななうみ | 北越谷エリア(北越谷4-3-3) | 2,420円 | 要予約・2人前から | 水曜 |
| 居酒屋 いちまる | 南越谷エリア(南越谷1-26-9) | 2,980円 | 記載なし(店に確認を) | 日曜 |
| そば処 久伊豆 | 越谷エリア(東越谷4-24-6) | 3,000円 | 11月〜3月末。予約必須・2人前から | 水曜 |
| 手打ちそば ふしみ | せんげん台エリア(千間台西1-13-7) | 1鍋(1〜2人前)3,500円 | 11月〜3月末 | 水曜(月1回、水・木連休あり) |
一覧には「予約が必要な場合もある」「天候不順などで提供できない場合もある」と注意書きがあります。特に久伊豆(048-960-5388)は予約必須、ななうみ(048-961-8673)も要予約と明記されているので、思い立って行くなら若竹や更科、増林 砂場のように予約の条件が書かれていない店から当たるのが現実的です。なお、ななうみ(北越谷)は、2026年1月から休業中の「蕎麦 清藤」に代わって鴨ネギ鍋を出しています。
1人でも食べられる?2人で行くといくら?
鍋料理なので「1人だと頼めないのでは」と気になる人も多いはずです。公式の紹介ページで条件を見ると、久伊豆とななうみは2人前から。若竹ははっきり「1人前からお作り致します」と書いています。手打ちそば ふしみは1鍋3,500円で1〜2人前なので、1人で頼むと割高ですが、2人なら1人あたり1,750円です。
2人で行った場合の鍋代を計算すると、増林 砂場が3,400円、若竹が3,960円、更科が4,400円、ふしみが3,500円、ななうみが4,840円、いちまるが5,960円、久伊豆が6,000円。増林 砂場はうどんを一緒に煮込む鍋、ふしみは単品のうどん(650円)を追加できるので、〆まで含めて安く済ませたい2人連れに向いています。久伊豆は国産の「かすみ鴨」を使い、埼玉S級グルメに認定された鍋だと店が紹介しています。
電車で行ける?最寄りのエリアと営業時間
一覧では、店が越谷・南越谷/新越谷・蒲生・北越谷・大袋・せんげん台の6つのエリアに分けて紹介されています。昼に食べたいか、夜に飲みながら食べたいかで選ぶ店が変わります。
ランチで食べたい(昼も営業している店)
- そば処 久伊豆(東越谷):11時〜14時30分、17時〜20時30分。駐車場10台
- 石臼挽そば 更科(蒲生寿町):月・水〜金は11時〜14時と16時〜21時、土日は11時〜21時。駐車場2台
- そば処 増林 砂場(増林):昼10時45分〜15時、夜17時〜20時15分(月曜は15時まで)。駐車場16台
- 手打ちそば ふしみ(千間台西):11時〜15時(LO14時30分)、17時〜21時(LO20時30分)
夜に飲みながら
- 居酒割烹 若竹(南越谷):16時〜22時45分
- 居酒屋 いちまる(南越谷):17時〜23時(LO22時30分)。駐車場なし
- Free Style Dining ななうみ(北越谷):17時〜24時
南越谷の2店(若竹・いちまる)は公式の住所が同じ南越谷1-26-9で、JR武蔵野線の南越谷駅・東武線の新越谷駅のエリアにあります。乗り換えの合間に寄れる場所です。増林 砂場は駅から離れているので車向き、駐車場が16台あります。
お取り寄せするには?ギフトセットの予約方法と締切
店に行けない人や、お歳暮・お年賀に贈りたい人には、越谷市観光協会が冬だけ受注販売する「こしがや鴨ネギ鍋ギフトセット」があります。2026年度の受付は11月1日(日)から始まっています。
| 値段 | 1セット(2〜3人前)6,980円(税込・送料別) |
|---|---|
| 中身 | 国産合鴨肉スライス400g、合鴨肉ねぎつくね200g、越谷産長ねぎ4本分、3倍濃縮の鴨鍋つゆ150g×2袋 |
| 注文の受付 | 2026年11月1日(日)〜2月末。窓口(越谷市観光協会・ガーヤちゃんの蔵屋敷)、FAX、オンラインストア「KOSHIGAYA SELECT」(12月14日から) |
| お届け | 12月14日(月)から順次。年内は12月28日(月)出荷・12月30日(水)着が最終。年明けは2027年1月8日(金)から出荷再開、2月下旬まで |
| 受け取り方 | クール便(置き配不可)、または観光協会窓口・ガーヤちゃんの蔵屋敷で受け取り(年内は12月28日まで) |
テイクアウトは店の掲載価格と異なると一覧に注意書きがあるので、持ち帰りたい場合は店に確認を。ギフトセットを窓口で申し込む場合は専用の注文書を使い、観光協会の窓口では現金払いのみです。FAXで申し込むと、振込先と金額の案内が来てから入金する流れ。希望日を指定するなら、入金日から5営業日以降の日付を書きます(水曜と土曜は休業日として数えます)。年末に家族で囲みたいなら、12月に入る前に申し込んでおくと日程に余裕が持てます。
締切 年内のお届けは12月28日(月)出荷・30日(水)着が最終です。セットは生鮮品で、届いたら冷蔵庫に入れ、加工日から5日以内に食べる必要があります。受け取れずに返送になってもキャンセル・返金はできないので、確実に家にいる日を指定してください。販売上限に達すると予告なく受付が終わります。
よくある質問
鴨ネギ鍋はいつまで食べられる?
店によって違います。増林 砂場は2月末まで、久伊豆とふしみは3月末まで、若竹は4月末まで出すと案内しています。
鴨の肉はどこの鴨?
使う鴨(合鴨)肉は店主が選ぶ決まりです。ギフトセットは国産合鴨肉、久伊豆は国産の「かすみ鴨」と紹介しています。宮内庁の鴨場は、この鍋が生まれるきっかけになった由来として紹介されています。
鴨ネギ鍋以外の越谷ねぎ料理は?
越谷商工会議所は「越谷ねぎメニュー提供店舗」も紹介していて、ねぎの天ぷらやぬた、ネギ天そばなどが食べられます。更科のネギ天そば(800円)は、ねぎが太く甘くなる冬向きの一杯だと店が紹介しています。
出典:越谷商工会議所 特産品推進事務局「こしがや鴨ネギ鍋(R)」公式サイト(トップ、鴨ネギ鍋提供店舗一覧、各店の紹介ページ)、一般社団法人越谷市観光協会「『こしがや鴨ネギ鍋ギフトセット』11月1日(日)より受注販売開始!」(お知らせ一覧の掲載日は2026年10月20日)。確認日:2026年10月31日

