嵐山町の嵐山渓谷は、町の観光協会が2026年11月14日(土)〜12月6日(日)を紅葉の「みごろウィーク」としています。キッチンカーやテントが並ぶ「嵐山渓谷紅葉まつり」のイベントは11月28日(土)・29日(日)の9時〜15時だけで、会場は渓谷のふもとの嵐山渓谷バーベキュー場です。
紅葉を見に行く人がまず知っておきたいのは三つ。車ならバーベキュー場の駐車場(紅葉散策は500円)に15時までに入ること、電車なら東武東上線の武蔵嵐山駅からイーグルバスで約10分であること、そして大雨で崩れた遊歩道の一部が通行止めになっていることです。

嵐山渓谷はどんな場所?
嵐山渓谷は、外秩父の堂平山から流れてくる槻川が、岩場に流れを狭められ、大きく180度向きを変えるところにできた渓谷です。岩畳と清流、まわりの木々が重なる景色から、かつては長瀞の岩畳になぞらえて「新長瀞」と呼ばれたこともありました。
今の名前がついたのは昭和3年の秋。日本で初めての林学博士・本多静六が、渓谷の下流にかかる槻川橋から紅葉と赤松林を眺め、京都の嵐山に似ているとして「武蔵国の嵐山」と名づけたのが始まりです。その評判で多くの人が訪れるようになり、昭和10年には最寄りの菅谷駅が「武蔵嵐山駅」に改名されたほど。昭和14年には歌人の与謝野晶子が訪れて「比企の渓」29首を詠み、渓谷の散策路には今も歌碑が立っています。名前の由来が紅葉の景色そのものなので、秋はこの渓谷がいちばん渓谷らしい季節です。
見頃はいつ?紅葉まつりの日に行くべき?
観光協会が見頃の期間として案内しているのは、11月14日から12月6日までの約3週間です。この間はいつ行っても紅葉を楽しめますが、出店やキッチンカーでにぎわうのは11月28日・29日のイベント日だけです。
| 目的 | おすすめの日 | メモ |
|---|---|---|
| 紅葉を静かに眺めたい | みごろウィーク中の平日 | 金曜はバーベキュー場の定休日だが、紅葉シーズンなどは営業。営業日カレンダーで確認を |
| 屋台やキッチンカーも楽しみたい | 11/28(土)・29(日) | 9:00〜15:00。小雨決行、荒天中止 |
| 見頃の後半にゆっくり | 12/5(土)・6(日) | バーベキュー場の通常営業は12月第1週の日曜まで |
紅葉の進み具合は年によって変わります。期間の前半に行くなら、観光協会の発表や嵐なび観光案内所(0493-62-8730)で色づきを確かめてから出かけると安心です。イベントの詳しい内容は「順次公開予定」とされているので、11月に入ったら観光協会のページを見ておきましょう。
駐車場はどこ?何時までに着けばいい?
車の場合、観光協会は嵐山渓谷バーベキュー場の駐車場を使うよう案内しています。紅葉散策で停める場合の駐車料金は500円で、駐車場の利用は9時〜16時、紅葉散策の入庫は15時までが目安です。関越自動車道の東松山インターか嵐山小川インターから国道254号経由で約15分、「嵐山渓谷入口」交差点から1kmほどです。
紅葉まつりの2日間については、観光協会のイベント案内に駐車場として「千年の苑ラベンダー園」(鎌形2822番地1)が載っています。カーナビで出てこない場合は、バーベキュー場(鎌形2857番地)を目指すよう書かれています。イベント日に車で行く人は、どちらに停めるかを当日の現地の案内で確かめてください。
11月下旬は日の入りが16時半ごろと早く、谷あいは平地より早く日が陰ります。駐車場の利用は16時までなので、渓谷の散策路まで片道15分ほど歩くことも考えると、13時ごろまでに着けば2時間ほど落ち着いて歩けます。
電車とバスで行くには?
電車なら東武東上線の武蔵嵐山駅の西口が起点です。イーグルバスの「せせらぎバスセンター行き(と02)」に乗って約10分、「休養地入口」で降りると、紅葉まつりの会場のバーベキュー場はすぐです。駅から歩くと、バーベキュー場まで約2.7km、35分ほどです。渓谷の散策路(歌碑・展望台の方面)までは、バス停から歩いて約15分、駅から歩くと約50分かかります(観光協会の嵐山渓谷のページより)。
バスの時刻表は観光協会のページからイーグルバスのサイトにリンクされています。帰りの「休養地入口」発の便も先に調べておくと、日が暮れてから慌てずに済みます。
どこを歩く?通行止めに注意
渓谷の周辺には遊歩道が整備されていて、与謝野晶子の歌碑や、秋に黄金色に光るすすきが原などを巡ることができます。ただし今は、バーベキュー場の上流の飛び石から嵐山渓谷展望台へ向かう遊歩道が、大雨による土手の崩落で通行止めになっています。観光協会は、バーベキュー場から冠水橋を渡るルートを使うよう案内しています。
回り方の目安としては、バーベキュー場の駐車場(またはバス停)から河原へ下り、冠水橋で槻川を渡って展望台方面の散策路に入り、与謝野晶子の歌碑やすすきが原にも立ち寄って戻ってくる流れです。区間ごとの距離や時間は観光協会のページに示されていませんが、バス停から渓谷までが約15分なので、写真を撮りながら歩くなら往復で1時間半〜2時間を見ておくと余裕があります。
渓谷沿いは岩場や土の道が多く、雨の後は滑りやすくなります。歩きやすい靴で行き、川に近づくときは水かさに注意してください。バーベキュー場も、川の水が急に増えることがあると呼びかけています。
紅葉を見ながら昼ごはんにするなら?
紅葉の河原でバーベキューをするなら、まつり会場でもある嵐山渓谷バーベキュー場が使えます。10月・11月と12月第1週の日曜までは9時〜16時の営業で、金曜が定休日です(祝日や紅葉シーズンなどは営業)。施設利用料は中学生以上1人500円。野外炉や携帯炉は数に限りがあるので予約が必要で、食材は4日前までの予約です。予約はホームページからで、電話では受け付けていないので、紅葉の週末に使うなら早めに押さえておきましょう。
よくある質問
入場料はかかりますか?
渓谷の散策に入場料の案内はありません。車の場合は駐車料金(紅葉散策は500円)がかかり、バーベキュー場を使う場合は施設利用料(中学生以上500円)がかかります。
雨の日の紅葉まつりはどうなりますか?
イベント日は小雨決行、荒天の場合は中止です。散策も、雨の後は岩場が滑りやすく、槻川が増水することがあります。バーベキュー場も、水量が多いと川に入れない場合があると案内しています。問い合わせは嵐なび観光案内所(0493-62-8730)か嵐山町観光協会(0493-81-4511)へ。最新の案内は観光協会の紅葉まつりのページで確認できます。
同じ嵐山町の千年の苑では、6月にらんざんラベンダーまつりが開かれます。駐車場は紅葉と同じ嵐山渓谷バーベキュー場も使われるので、季節を変えてもう一度訪ねるのもおすすめです。
近くの滑川町にある森林公園の紅葉も同じ時期が見頃です。県内のほかの名所は埼玉の紅葉2026にまとめています。


