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さいたま市北区に3Dプリント義歯の歯科拠点誕生、9月12・13日に無料見学会

新店・オープン

さいたま市北区奈良町の地域交流拠点「茶の間」の敷地内に、デジタル技術を活用した歯科技工所「コンパスデンタルラボ」が誕生しました。3Dプリント義歯(入れ歯)の製造拠点であり、歯科医療のショールームでもある新しい施設です。2026年9月12日(土)・13日(日)には、誰でも無料で参加できる見学会が開かれます。

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さいたま市大宮区の企業と大阪の企業がタッグ

この取り組みを進めるのは、さいたま市大宮区に本社を置くリハプライム株式会社(代表取締役:半田和徳)と、大阪府堺市のオーガイホールディングス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:野田真一)の2社です。

両社は、リハプライムが運営する地域交流拠点「茶の間」の敷地内にコンパスデンタルラボを共同で整備しました。さらに施設の駐車場には、オーガイが開発・運用する医療MaaS車両を配置。必要な開設手続きを行ったうえで車両を診療所として活用し、歯科検診や義歯診療などを行う新たな地域歯科医療モデルの構築を目指しています。

9月12日・13日「O-Gai歯科医療MaaS見学会」の概要

その第一歩として開催されるのが「O-Gai歯科医療MaaS見学会」です。口腔内スキャナによるデジタル歯科健診をその場で体験でき、一般の方から歯科医師・歯科技工士まで、どなたでも参加費無料で参加できます。

  • 名称:O-Gai歯科医療MaaS見学会
  • 日時:2026年9月12日(土)・13日(日)各日10:00〜17:00
  • 会場:コンパスデンタルラボ敷地内(地域交流拠点「茶の間」併設)〒331-0822 埼玉県さいたま市北区奈良町48-2
  • 対象:どなたでも(一般の方、歯科医師、歯科技工士、介護・福祉関係者、自治体関係者)
  • 参加費:無料
  • 主催:リハプライム株式会社/オーガイホールディングス株式会社(共同開催)

見どころ1:3Dプリント義歯専門のデジタル歯科技工所

石膏模型を使わず、データで完結する義歯製作の現場を間近で見学できます。オーガイのデジタルデンチャー「Cloud Fitシリーズ」の製作環境が公開されます。

見どころ2:過疎地域や災害時にも活躍する歯科医療MaaS車両

駐車場に停車している医療MaaS車両を実際に体験できます。歯科医院まで足を運ぶことが難しい方のもとへ、歯科医療を届けるための車両です。

なぜ今、地域に歯科技工所が必要なのか

背景には、歯科医療をめぐる複数の課題があります。歯科技工士は10年で2,762人減少し、85歳以上の96.0%が歯を失っているという現実があります。85歳以上では30.7%が全部床義歯、51.1%が部分床義歯を使用しています。

一方で、要支援・要介護認定者数は2023年度時点で695.2万人(2014年度比+103.4万人)。85歳以上では44.8%が要介護認定を受けており、歯科診療所への移動や継続的な通院に支援を要する方が増えています。

つくり手は減り、必要とする人は増え、その人たちは通院そのものが難しい。この三重の課題に対して、両社は「デジタル技工」と「移動」の掛け合わせで応えようとしています。

デジタル化で通院回数を減らせる可能性

コンパスデンタルラボでは、口腔内スキャナーなどのデジタル技術を活用し、3Dプリンターによる義歯製作を行います。従来、歯科医院と歯科技工所の間では、印象材や石膏模型といった物理的な材料を介した製作工程が一般的でした。デジタル化により、口腔内の情報をデータとして取得・共有し、設計から製造までの工程を効率化できます。

オーガイの実例では、口腔内スキャン後に遠隔で設計を行い3Dプリントすることで、当日もしくは翌日に義歯装着まで完了した症例があります。また、2回目の訪問で装着まで完了した症例もあるとのことです。ただし、これは個別症例の実績であり、すべての症例で同様に完了することを保証するものではありません。症例の状態や試適・調整の必要性によって回数は変わります。

通院回数が減ることは、要介護の高齢者にとって単なる利便性の話ではありません。付き添う家族の休暇や介護タクシーの手配など、周囲の負担にも直結する問題です。

「人が集まる場所に、歯科医療を。」

この拠点が目指すのは、単なる歯科医院や歯科技工所ではありません。地域の人が集まり、医療・介護・美容・交流が交わる場所にデジタル歯科医療を組み込むことで、歯科医療をより身近なものにしていく構想です。

入れ歯を必要とする高齢者にとって、義歯の不具合は「食べる」「話す」「外出する」といった日常生活に直結します。だからこそ歯科医療を特別な場所に閉じ込めず、日常生活の中に自然に組み込むことが重要だという考えが根底にあります。

リハプライムの半田代表は、シニアの約30%が入れ歯を使用しているものの「合わない」「うまく噛めない」という声が少なくないこと、修理には半年近くかかることもあり、その間好きなものを食べられない日々が続くことに触れ、合う入れ歯があればまた好きなものを食べられ、「食べたい」という意欲が生きがいにつながっていくと語っています。

企業情報

  • リハプライム株式会社(本社:さいたま市大宮区)/リハビリ特化型デイサービス「コンパスウォーク」を全国250拠点以上で展開。公式サイト
  • オーガイホールディングス株式会社(本社:大阪府堺市堺区)公式サイト

入れ歯の悩みを抱えるご家族がいる方はもちろん、最新のデジタル歯科がどんなものか気になる方も、週末に気軽に立ち寄れる見学会です。さいたま市北区でどんな未来の歯科医療が始まるのか、この目で確かめてみてはいかがでしょうか。

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