寄居町の「寄居秋まつり」(宗像神社の秋季例大祭)は、2026年は10月31日(土)・11月1日(日)に開かれます。江戸末期から明治初期につくられたと伝わる7台の山車が町を巡る祭りで、見どころが集まるのは2日目の11月1日。11時から15時まで寄居駅周辺の市街地の通りを山車が巡る「付祭り」があり、同じ日の11時からは山車どうしの「叩き合い」「曳き合わせ」や全町の山車の集結、お菓子まき、獅子舞や神楽が予定されています。1日だけ行くなら、日曜の昼に寄居駅へ向かうのがいちばん確実です。
寄居では10月20日からみかん狩りが始まっていて、祭りの週末はちょうどその季節。午前はみかん山、午後は山車という秋の寄居らしい1日が組めます。
いつ、何が行われる?2日間の流れ
祭りは、神様を乗せた鳳輦(ほうれん)と各町の山車が宗像神社から町なかの仮宮(茅町)へ向かう1日目の「渡御(とぎょ)」と、2日目に神社へ帰る「還御(かんぎょ)」で成り立っています。その間の2日目の昼に、各町の山車が市街地を巡る「付祭り」が入ります。

| 日時 | 行事 | 場所 |
|---|---|---|
| 10月31日(土)15:00〜20:20 | 渡御(鳳輦・各町区の山車) | 宗像神社 → 茅町の仮宮 |
| 11月1日(日)10:00〜 | 祭典 | 茅町の仮宮 |
| 11月1日(日)11:00〜15:00 | 付祭り(各町区の山車の巡行) | 市街地の通り |
| 11月1日(日)11:00〜 | 叩き合い・曳き合わせ、全町山車の集結、お菓子まき、獅子舞、神楽などの催し(それぞれの時刻は公式に記載なし) | 市街地の通り |
| 11月1日(日)15:00〜20:10 | 還御(鳳輦・各町区の山車) | 茅町の仮宮 → 宗像神社 |
時刻は寄居町観光協会が出したポスターによります(観光協会の告知では、1日目の渡御の行き先は「宗像神社〜市街地」)。土曜は夕方から夜にかけての移動が中心で、日曜は昼の付祭りから夜の還御まで、ほぼ1日中どこかで山車が動いています。付祭りのあいだ、本町から武町までの市街地は歩行者天国になります(寄居町観光協会)。2025年は付祭りの日の11時〜18時が歩行者天国でした。
2日目の昼に見られる催し
11月1日の11時からは、山車の巡行と並んで、寄居町や近隣に伝わる芸能が市街地の通りに出ます。金尾白髭神社の獅子舞、折原佐太彦神社の神楽と浦安の舞、小前田上町の屋台囃子と、山車のお囃子とはまた違う音が通りのあちこちで響きます。
展示では、牟礼の大凧と、鉢形城三鱗会による甲冑が並びます。子どもには若竹幼稚園のパレードとお菓子まきがあり、キッチンカーと模擬店も出るので、昼食は通りで済ませられます。
鉢形城は寄居町にある戦国時代の城で、いまも城跡が残ります。甲冑の展示を見て興味がわいたら、別の日に城跡を歩いてみるのも寄居らしい楽しみ方です。
7台の山車、どこを見る?
山車を出すのは本町、中町、栄町、武町、茅町、宮本、常木の7町。はっきりした製作年が分からないものが多く、古いものは江戸末期までさかのぼると伝わります。寄居町観光協会の紹介をもとに、それぞれの見どころをまとめました。
| 町 | 見どころ |
|---|---|
| 本町 | 人形をせり上げられるつくり。提灯掛けなどの彫刻は江戸後期の彫師・後藤恒徳によるもの |
| 中町 | 中国の福の神「猩々(しょうじょう)」が載る。行きの渡御は素顔、帰りの還御は真っ赤な面をつけて巡る |
| 栄町 | 一本柱の山車に、三国志の武将・関羽。2006年に約80年ぶりに山車に載った |
| 武町 | 最上部に「野猿」と呼ばれる猿の人形。幕には聖天さまのしるし「二股大根」の紋 |
| 茅町 | 一本柱に「諫鼓鶏(かんこどり)」。上州尾島村の彫師・高沢改之助の彫刻で、1974年に寄居町の重要文化財に |
| 宮本 | 笠がつく笠鉾。還御の途中、宮本の区内に入ると束ねていた花を広げる |
| 常木 | 笠鉾。電線が張られる前は秩父の笠鉾のような三層の笠が載っていたという。彫刻も豪華 |
同じ山車でも、土曜と日曜で表情が変わるのが面白いところです。中町の猩々は行きと帰りで顔が変わり、宮本の笠鉾は帰り道の途中で花が開きます。2日目の夕方の還御まで残ると、昼とは違う姿の山車に出会えます。
みかん狩りと組み合わせた1日の回り方
寄居のみかん狩りは10月20日から12月中旬まで。駅からみかん山までは歩いて30〜40分かかるので、祭りと両方なら朝早めに動くのが前提です。みかん山の受付開始時刻は観光協会のページに書かれていないため、出かける前に確認してください(048-581-3012)。
| 時刻 | どこで | すること |
|---|---|---|
| 9時台 | 波久礼駅 | 秩父鉄道で寄居駅の隣の波久礼駅へ。小林みかん山まで徒歩約30分、風布みかん山まで約40分 |
| 10時〜11時台 | みかん山 | 入園料800円。園内の試食は自由で、おみやげ付き |
| 12時〜13時ごろ | 寄居の市街地 | 波久礼駅に歩いて戻り、寄居駅へ1駅。付祭りの後半に合流 |
| 15:00〜 | 市街地〜宗像神社 | 還御の山車を見送る。猩々の面や宮本の花の変化に注目 |
みかん狩りの詳しい料金や農園は「寄居のみかん狩り2026」にまとめています。
行き方と注意点
最寄りは、東武東上線・JR八高線・秩父鉄道が乗り入れる寄居駅です。2025年の行事表の地図でも、山車の巡行路は寄居駅の近くの通りを通っています。祭りの日は電車で行くのが確実です。山車の巡行中は通りが歩行者天国になり、車は通れません。祭りのための臨時駐車場の案内は、寄居町観光協会のページには載っていません。車で行く場合は、事前に観光協会(048-581-3012)に確認してください。
山車は日暮れ後も20時過ぎまで動きます。11月の夜は冷えるので、夕方以降まで残るなら上着を一枚持っていきましょう。
よくある質問
1日しか行けないなら、どちらの日がいいですか
11月1日(日)です。11時〜15時に山車が市街地を巡る付祭りがあり、同じ日の11時からは叩き合い・曳き合わせや全町の山車の集結、獅子舞や神楽、お菓子まきが予定されています。
雨の場合はどうなりますか
雨天時の扱いは公式に書かれていません。寄居町観光協会(048-581-3012)に確認してください。
毎年いつ開かれますか
11月の第1日曜とその前日の土曜です。2025年は11月1日・2日、2026年は10月31日・11月1日です。
開催概要
| 日程 | 2026年10月31日(土)・11月1日(日) |
|---|---|
| 会場 | 寄居町の市街地、宗像神社 |
| 見どころの時間 | 11月1日(日)11:00〜15:00 付祭り(市街地の通り) |
| 主催 | 寄居秋まつり実行委員会(各町各区行事会・寄居町観光協会・寄居町商工会・ふるさと寄居商店会) |
| 問い合わせ | 寄居町観光協会 048-581-3012 |
出典
寄居町観光協会「新着情報」(2026年9月18日 寄居秋祭り開催のお知らせ、ポスター)、寄居町観光協会「寄居秋祭り(宗像神社例大祭)」(各町の山車の紹介)、同協会の2025年の行事表。2026年10月6日時点の情報です。内容は変更される場合があるため、出かける前に観光協会に確認してください。


