小川町では、2026年11月1日(日)から30日(月)までの1か月間が「和紙フェス月間」です。11月27日の「小川和紙の日」に合わせた町ぐるみの企画で、11月3日(火・祝)の小川町商工祭、23日(月・祝)の農業祭、28日(土)の「おがわ和紙の市」を柱に、ハイキングや飲食店でもらえる和紙コースターなどが1か月を通して続きます。
一日で全部を回るイベントではなく、週末ごとに表情が変わるのがこの月間の特徴です。和紙そのものに触れたいなら11月28日、歩きながら紅葉と町並みを楽しみたいなら28日・29日のハイキング、ワインも楽しみたいなら7日・8日。行く日さえ決めれば、和紙の市やハイキングの発着点など多くの催しは、東武東上線・JR八高線の小川町駅から歩いて回れます。

和紙フェス月間とは?なぜ11月なの?
小川町と東秩父村で漉かれている「細川紙(ほそかわし)」は、岐阜県の本美濃紙、島根県の石州半紙とともに「和紙:日本の手漉和紙技術」として、2014年11月(日本時間の27日)にユネスコ無形文化遺産に登録されました。これを記念して2017年に11月27日が「小川和紙の日」と定められ、その前後をふくむ11月の1か月を、町と観光協会が「和紙フェス月間」として盛り上げています。
観光協会が今年掲げているテーマは「和紙×食×自然」。11月の小川町は里山が色づくころで、町は有機農業の盛んな地域としても知られています。和紙の展示や体験だけでなく、地元の野菜を使った飲食店や秋の山歩きもひとまとめに楽しんでもらおう、という組み立てです。
11月の主な日程は?
10月3日時点で観光協会が発表している催しを日付順に並べました。ワークショップや展示の細かい内容は「10月以降、随時公開」とされているので、近づいたら追加の発表を確認してください。
| 日付 | 催し | 場所 |
|---|---|---|
| 11/1(日)〜30(月) | 小川和紙コースタープロジェクト | 町内の協力飲食店 |
| 11/3(火・祝) | 小川町商工祭 | 小川町役場庁舎前広場と周辺 |
| 11/7(土)・8(日) | 彩-いろどり-ハイキング「万葉集に触れる まちなか散策コース」(約5km) | 観光案内所むすびめ発着 |
| 11/7(土)・8(日) | 小川のワイン祭り〜秋の収穫感謝祭〜(武蔵ワイナリー主催) | 武蔵ワイナリー |
| 11/23(月・祝) | 小川町農業祭 | 小川町役場庁舎前広場と周辺 |
| 11/27(金) | 小川和紙の日 | ― |
| 11/28(土) | おがわ和紙の市(10:00〜15:00) | コワーキングロビーNESTo |
| 11/28(土)・29(日) | 彩-いろどり-ハイキング「秋の里山リバーサイドコース」(約10km) | 観光案内所むすびめ発着 |
商工祭と農業祭の今年の和紙関連の内容はまだ発表されていません。参考までに2025年は、商工祭で折り染め体験と和紙製品の販売、農業祭で和紙の原料になる楮(こうぞ)とトロロアオイの展示、紙すきの大事な作業である「かずひき」の体験が行われました。
どの週末に行くのがいい?目的別のおすすめ
和紙を見て、買って、作りたい人には11月28日(土)がいちばんです。駅から歩いて5分ほどのコワーキングロビーNESToで「おがわ和紙の市」が開かれ、同じ日には観光協会の紅葉ハイキングもあります。3回目となる今年の和紙の市は10時〜15時で、和紙製品や地域の特産品の出店が並びます。同じ日の10時からは観光協会の「小川和紙で手帳カバーをつくるワークショップ」(約40分、事前申込制・定員5名)も開かれるので、作る体験をしたい人は申込方法の発表を見逃さないようにしてください。
同じ28日はハイキングとの組み合わせもできます。約10kmの里山コースは、休憩を入れて3〜4時間ほどが目安です。9時30分の受付開始とともに出発すれば13時台には駅前に戻れる計算で、15時までの和紙の市に間に合います。11時過ぎの出発だと厳しくなるので、和紙の市が目当てなら、ハイキングは翌29日に回すのも手です。
紅葉を楽しみながら歩きたい人は、28日・29日の「秋の里山リバーサイドコース」(約10km。月間のページでは約9.8km)へ。駅前から北裏通りを抜けて、大小50ほどのモミジがある栃本親水公園へ向かい、槻川の飛び石を渡って川沿いを道の駅おがわまちまで歩きます。そこから木造校舎が残る旧下里分校を訪ね、八宮神社などに立ち寄って駅へ戻るコースです。歩き慣れていない人には、11月7日・8日の約5kmの「まちなか散策コース」が向いています。仙覚律師ゆかりの万葉モニュメントや晴雲酒造に立ち寄る、町なかの短いコースです。
お酒も楽しみたい人は11月7日・8日。同じ週末に武蔵ワイナリーで「小川のワイン祭り」が開かれ、観光協会もハイキングの後の参加を勧めています。ワイン祭りへは駅前からシャトルバスが出ますが、事前のチケット購入制なので、ワイナリーの案内で確かめておきましょう。
町のお祭りの雰囲気ごと楽しみたい人は、3日の商工祭か23日の農業祭へ。どちらも役場の庁舎前広場が会場です。今年の内容はまだ発表されていませんが、昨年の農業祭では和紙の原料の展示とかずひき体験があり、和紙づくりの舞台裏をのぞけました。
ハイキングはどう参加する?
観光協会の「彩-いろどり-ハイキング」は、参加無料・事前申込不要で、当日そのまま参加できます。各日9時30分〜15時の開催で、受付は9時30分〜11時30分。スタートとゴールは小川町駅前すぐの観光案内所むすびめです。参加の記録はLINEの「小川町情報スモリバ」で登録するので、出かける前に友だち追加しておくと受付がスムーズです。
11月の2コースには参加特典として、それぞれデザインの違うオリジナル缶バッジが用意されています(なくなり次第終了)。受け取り場所は、7日・8日のコースは観光案内所むすびめ、28日・29日のコースは道の駅おがわまちのふれあい広場管理事務所です。このハイキングは2027年1月にも2回あり、全4回のうち3つのコースに参加すると地域通貨券500円分がもらえます。同じコースを2日歩いても1回の扱いなので、集めるなら別々のコースを選びましょう。
和紙コースターはどうすればもらえる?
11月1日から30日まで、町内の協力飲食店で食事をして、合言葉の「オガワマンス」と伝えると、小川和紙のコースターを1枚もらえます。1人1枚ですが、協力店を何軒か回るのは問題ありません。協力店は10店ほどの予定で、1店あたり50枚ほどを想定しているため、なくなり次第終わります。協力店の名前は、観光協会のサイトと町内外で配られる「和紙フェス月間ガイド」で紹介される予定です。
本格的に紙すきをしてみたいなら
月間の催しとは別に、小川町和紙体験学習センター(小川町小川226)では、地元産の楮だけを使った本格的な紙すき体験ができます。原料の説明から、約A3サイズの無地の楮紙5枚を漉き、かずひき作業、鉄板での乾燥までを一日かけて行う内容で、料金は5,000円、時間は10時〜15時(昼食休憩1時間をふくむ)です。1週間前までに電話での予約が必要です。休館日は火曜日(祝日なら翌日)と祝日の翌日で、11月は商工祭の翌日の4日(水)と、農業祭の翌日の24日(火)も休館になります。11月の週末に合わせるなら早めに申し込んでください(センター 0493-72-7262)。
アクセスと駐車場は?
武蔵ワイナリー(シャトルバス)と道の駅おがわまちを除けば、会場の多くは小川町駅から歩ける場所にあります。観光案内所むすびめは駅から徒歩2分、コワーキングロビーNESToは徒歩5分、和紙体験学習センターは徒歩10〜15分です。道の駅おがわまちだけは駅から徒歩40分ほど離れていて、「小川パークヒル」行きのバスで「伝統工芸会館前」下車、または観光案内所のレンタサイクルで15分ほどです。車なら関越自動車道の嵐山小川インターから10分ほどです。
駐車場は、道の駅おがわまちにはありますが、NESToには駐車場がありません。和紙体験学習センターにも駐車場はあるものの、観光協会はイベントの日は公共交通機関で来るよう呼びかけています。和紙の市やハイキングの日は電車で来るのが確実です。
よくある質問
和紙フェス月間の催しは有料ですか?
観光協会のハイキングは参加無料です。和紙コースターも、協力店での飲食の代金以外はかかりません。和紙の市の販売品やワークショップ、ワイン祭りは、それぞれの料金が必要になります。
問い合わせ先はどこですか?
和紙フェス月間全体は小川町役場にぎわい創出課(0493-72-1221)、ハイキングは小川町観光協会(0493-53-6780、9時30分〜16時30分)が窓口です。最新の内容は、観光協会の和紙フェス月間と彩-いろどり-ハイキング、町の和紙体験学習センターのページで確認できます。
雨の日はどうなりますか?
おがわ和紙の市は屋内のコワーキングロビーNESToが会場です。ハイキングや屋外の催しの雨天時の扱いは公式の案内に書かれていないため、天気が心配な日は観光協会に確認してください。
隣の東秩父村でも紙すき体験ができます。料金や回り方は和紙の里ひがしちちぶにまとめています。道の駅おがわまちの直売所や営業時間は埼玉の道の駅21カ所に、11月の県内の紅葉は埼玉の紅葉2026にまとめています。


