寄居町の埼玉県立川の博物館(愛称「かわはく」)は、大人410円・中学生以下無料で、日本一の大きさの水車と、荒川を1000分の1に縮めた大模型を見て回れる博物館です。子ども連れで水遊び場「荒川わくわくランド」と座席が動く「アドベンチャーシアター」まで全部回っても、大人2人・子ども2人(4歳以上)の家族で駐車場代込み3,020円です。
いちばんお得なのは11月14日(土)の埼玉県民の日。年に一度の無料開放日で、入館料・駐車場・わくわくランド・シアターがすべて無料になります。わくわくランドはこの日が今季最後の開園日です。なお2026年は上水設備の不具合で8月8日から臨時休館していましたが、10月1日に全面再開しています。

かわはくでは何が見られる?
駐車場から歩いて最初に目に入るのが、直径24.2mの大水車です。ヒノキ造りの胸掛け水車で、水車としては日本一の大きさ。64個のバケットに水を受けてゆっくり回る姿は、写真で見るより迫力があります。その奥に広がるのが「荒川大模型173」。秩父の源流から東京湾の河口まで、荒川の本流と地形を1000分の1に縮めた屋外の模型で、上流から下流へ歩いていくと、山あいの谷が平野に開けていく様子が足元でわかります。学芸員やボランティアの解説つきで歩く「ガリバーウォーク」(約30分)は無料で、希望する場合は事前に問い合わせます。
本館の第1展示室では、荒川の四季を映す三面スクリーンのパノラマ映像「あさぎ」(約12分)を10時から16時までの毎正時に上映しています。見逃したくないのは、かつて荒川上流で木材を流すのに使われた「鉄砲堰」の4分の1復元模型で、ためた数トンの水を一気に放つ実演が、10時20分・12時20分・14時20分・16時20分の1日4回あります(約15分)。10時・12時・14時・16時の映像のすぐあとに実演が始まるので、この4回は続けて見られます。
子どもが喜ぶのは、地下のトンネルに作られた「渓流観察窓」です。大水槽に荒川上流の渓流を再現していて、毎日10時と15時30分に魚へのエサやりがあります。土日は同じ時刻に、水槽の上から自分でエサをやる体験もできます(各回先着5組)。本館の外壁には、川合玉堂の屏風絵「行く春」を信楽焼で再現した長さ21.6mの大陶板画もあります。
料金はいくら?家族で行くといくらかかる?
入館料に加えて、わくわくランドとシアターは別料金です。65歳以上も一般と同じ料金で、高齢者の割引はありません。
| 項目 | 一般 | 学生 | 子ども |
|---|---|---|---|
| 入館料 | 410円 | 200円 | 中学生以下 無料 |
| 荒川わくわくランド | 210円 | 210円 | 4歳〜中学生 100円 |
| アドベンチャーシアター | 430円 | 430円 | 4歳〜中学生 210円 |
| 駐車場 | 普通車 300円(大型・バス 1,030円) | ||
大人2人と4歳以上の子ども2人が車で行く場合、遊び方ごとの合計は次のとおりです。
| 回り方 | 合計 |
|---|---|
| 展示だけ(入館料+駐車場) | 1,120円 |
| +荒川わくわくランド | 1,740円 |
| +わくわくランド+シアター | 3,020円 |
| 11月14日(県民の日) | 0円 |
わくわくランドとシアターは4歳以上が対象で、3歳以下の子は利用できません。わくわくランドは春分の日から11月中旬までの営業で、9時30分から1回50分・定員140人の入れ替え制です(チケットは9時から販売)。シアターは9時30分から16時30分まで30分おきに上映しています(9〜6月)。学生料金は学生証の提示が必要です。障害者手帳などを見せると、本人と介護者1人の入館料・わくわくランド・シアター・駐車場が無料になります。年に何度も通うなら、姉妹館の県立自然の博物館(長瀞町)にも入れる年間観覧券(一般1,500円)があり、かわはくだけでも4回行けば元が取れます。
11月14日の県民の日は何がある?
2026年の県民の日は土曜日にあたり、かわはくでは9時から17時まで「かわはく秋まつり」を開きます。県の告知では、この日が年に一度の無料開放日で、荒川わくわくランドの今季最後の開園日でもあります。木の実を使った遊びやスタンプラリー、菓子や小物の販売があり、申し込みは要りません。入館料も駐車場もわくわくランドもシアターも無料です。無料の日は駐車場が埋まりやすいので、開館の9時に合わせて着くと動きやすくなります。県内のほかの県民の日イベントは埼玉の11月イベント一覧にまとめています。
10月から12月はどんなイベントがある?
秋から冬にかけては、土や木の実を使った体験教室が週末ごとにあります。12月の夕方は、大水車と本館、大陶板画がライトアップされます。回りながら光る大水車が見られるのは、この時期だけです。
| 日付 | イベント | 参加費など |
|---|---|---|
| 〜12月13日(日) | 特別展「アンモナイト〜太古の海からのたより〜」 | 入館料で見られる |
| 10月12日(月・祝) | かわはく研究室「ふかふかの土の秘密を調べよう」 | 無料・13:30〜15:30 |
| 10月17日(土) | ジュズダマでブレスレットづくり | 200円・小学3年生以上 |
| 10月24日(土)・25日(日)・31日(土) | かわはくでハロウィン | 無料。仮装して行くと有料施設の招待券(1人1枚) |
| 11月7日(土) | 土の中の生きもの | 100円・小学3年生以上 |
| 11月14日(土) | かわはく秋まつり(県民の日) | すべて無料 |
| 11月29日(日) | かわはく実りまつり | 内容は公式の発表待ち |
| 12月1日(火)〜25日(金) | かわはくライトアップ | 夕方から閉館まで・入館料 |
| 12月5日(土) | 土でアート作品づくり/土の座談会 | アート10:00〜12:00(申込不要)、座談会13:30〜14:30(要申込・先着) |
| 12月20日(日) | かわはくクリスマスマルシェ | 11:00〜15:00 |
| 12月27日(日) | ミニ門松づくり | 4,000円・要申込(先着)・10:00〜/13:00〜 |
体験教室には定員と事前申し込みがあるものが多く、10月18日のアンモナイトづくりはすでに定員に達しています。申し込み方法は各イベントの公式ページで確認してください。世界土壌デー(12月5日)にちなんで毎年11月下旬に開く「かわはく実りまつり」は、2024年は11月24日に土の話と寄居周辺の野菜の販売を行いました。2026年は11月29日(日)に開く予定で、内容はまだ発表されていません。
電車と車、どちらで行くのがいい?
車なら、関越自動車道の花園インターチェンジから国道140号バイパスを通って8分です。駐車場は普通車300円。帰りに寄居や長瀞へ回るなら、車がいちばん楽です。
電車の場合、最寄りは東武東上線の鉢形駅で、歩いて20分ほどかかります。秩父鉄道やJR八高線も使える寄居駅からなら、タクシーで7分です。小さな子どもがいる場合は、寄居駅からタクシーを使うほうが着いてから元気に遊べます。
半日で回るならどんな順番がいい?
館内の実演と上映の時刻から逆算すると、次の順番が無駄なく回れます。開館の9時に着いたら、まだ人の少ない屋外で大水車を見て、大模型173を上流から歩きます(ガリバーウォークなら約30分)。10時に地下の渓流観察窓でエサやりを見たら本館へ移り、10時20分の鉄砲堰の放水、11時の「あさぎ」の順に見ます。わくわくランドが開いている時期なら、9時に先にチケットを買っておき、11時50分の回で遊ばせると、昼はレストハウス2階のレストランで大水車を眺めながら食べられます。展示だけなら2時間ほど、わくわくランドとシアターまで入れると半日が目安です。
11月中旬から12月にかけては、午後に寄居のみかん狩りへ回ると一日楽しめます。寄居町の秋祭りは寄居秋まつりで紹介しています。
行く前に知っておきたいこと
本館とわくわくランドの中では飲食できません。お弁当はレストハウスの休憩ホールなどを使います。ペットは連れて入れず(盲導犬・介助犬などは可)、火器・テント・遊具・ドローンは駐車場も含めて持ち込めません。当日の観覧券があれば再入場できるので、車に荷物を取りに戻るのも大丈夫です。
休館日は月曜日ですが、祝日・振替休日・県民の日と7〜8月は開いています。年末年始(12月29日〜1月3日)は休みで、6月には設備点検の臨時休館が予定されています。2026年は8月8日から9月末まで、上水設備の不具合で予定外の休館が続きました。遠くから行く日は、前日に公式サイトのお知らせ欄を一度見ておくと空振りを防げます。
よくある質問
雨の日でも楽しめる?
本館の展示、アドベンチャーシアター、地下の渓流観察窓は屋内なので雨でも見られます。わくわくランドと大模型173は屋外です。雨の日に子どもと行ける県内の施設は屋内施設17選にまとめています。
荒川わくわくランドはいつまで遊べる?
開園は毎年春分の日から11月中旬までで、冬は休園します。2026年は県の告知で11月14日(土)が今季最後の開園日とされています。翌年の開園日は川の博物館(048-581-7333)で確認してください。
3歳以下の子どもは遊べる?
入館は無料で、大水車や渓流観察窓、展示は一緒に楽しめます。わくわくランドとアドベンチャーシアターは4歳以上が対象なので、3歳以下の子は利用できません。
高齢者の割引はある?
ありません。県の条例改正で、65歳以上も一般と同じ410円になっています。
料金・開館時間・イベントは、埼玉県立川の博物館の公式サイトと埼玉県のイベントカレンダーで2026年10月8日に確認しました。住所:埼玉県大里郡寄居町小園39/電話:048-581-7333


