さいたま市岩槻区の「人形のまち岩槻 まちかど雛めぐり」は、毎年2月下旬から3月上旬の約2週間、岩槻駅東口の商店街に雛人形を飾る行事です。2027年の日程はまだ発表されていません。2024年は2月23日(金・祝)〜3月10日(日)、2025年は2月22日(土)〜3月9日(日)、2026年は2月21日(土)〜3月8日(日)と、2月下旬に始まって3月3日をはさむ約2週間で開かれてきました。この並びから、2027年は2月20日(土)〜3月7日(日)ごろと見込んでいます。
雛人形を見て回るのは無料で、駅から歩いて回れます。一日だけ行くなら、ひな市と愛宕神社の大雛段飾りが重なる3月3日に近い日曜がいちばん催しの多い日でした(2024年は3月3日、2025年は3月2日、2026年は3月1日。2025年と2026年は岩槻城址公園の流しびなも同じ日)。2027年は3月3日が水曜日にあたるため、どの日曜になるかは発表を待って書き換えます。

どんな行事?何が見られる?
岩槻は雛人形と五月人形の産地で、人形店が今も駅前の通りに並んでいます。雛めぐりの期間は、駅前通り・市宿通り・一番街・栄町・仲町などの商店街で約60の店が、店頭や店内に自慢の雛人形を飾ります。人形店の新作の段飾りもあれば、銀行の支店に飾られた古いおひな様や、「我が家のおひなさま」として店主の家の雛人形を出す店もあり、同じ「雛人形」でも店ごとに顔つきや時代がまるで違うのが面白いところです。
特別展示の会場も見逃せません。明治4年創業の鈴木酒造の酒蔵資料館では、酒造りの道具と一緒につるし雛が飾られます。江戸時代創業の料亭ほてい家と、天保年間の記録にも名前が出る料亭ふな又は、建物の中をおひな様で飾り、公式サイトでは、ほてい家の「ひな祭り膳」、ふな又の「ひな人形御膳」が紹介されています(予約の要否は各店に確認を)。大正10年築のレンガ造りで国の登録有形文化財になっている東玉大正館では、江戸から昭和の人形を見られます(2026年は開催未定と案内されていました)。
いちばん写真映えするのが、愛宕神社の石段を使った大雛段飾りです。2025年は27段の石段に約400体を並べました。ただし飾るのは、開幕直後の週末(祝日を含む)と、3月3日前後の数日だけです。2026年は2月21日〜23日と2月28日・3月1日、2025年は2月22日〜24日と3月1日〜3日、2024年は2月23日〜25日と3月1日〜3日でした。
2026年はどんな催しがあった?
| 日付 | 催し | 場所・料金 |
|---|---|---|
| 2月21日(土)〜3月8日(日) | 商家の雛めぐり・特別展示(各店10時から) | 岩槻駅東口周辺の約60店・無料 |
| 2月21日(土) | ひな人形絵付け体験 | 岩槻人形博物館 会議室 |
| 2月21日〜23日、28日、3月1日 | 愛宕神社の大雛段飾り | 愛宕神社・無料 |
| 2月22日(日) | オープニング(よさこい・和太鼓・おひな様パレード) | 13:00〜13:45 |
| 2月23日(月・祝) | 木目込み人形・立雛の制作体験 | 岩槻人形博物館 会議室 |
| 2月28日(土)・3月7日(土) | 吊るし雛の制作体験 | コミュニティセンターいわつき |
| 3月1日(日) | ひな市・たまこちフェスタ(10:00〜15:00) | 岩槻駅東口クレセントモール |
| 3月1日(日) | 岩槻流しびな | 岩槻城址公園 |
3月1日のひな市では、人形工房の出店に加えて、木目込みストラップ(500円)、雛人形の絵付け(1,000円)、招き猫の絵付け(800円)を人形師に教わりながら作れました。同じ会場では、岩槻のハンドメイド作家が19店集まる「たまこちフェスタ」も開かれています。
どう回ると効率がいい?
まずは岩槻駅東口のクレセントモールにある駅前案内所に寄り、雛めぐりの案内を受けます。参加店の番号入りのマップは公式サイトからも落とせて、スタンプ用紙のついたパンフレットは参加店で配っています。2026年は、立ち雛・城址公園・時の鐘・黒門・人形塚の5種類のスタンプを集めると、人形の東玉かにぎわい交流館いわつきで記念品のオリジナルクリアフォイル(数量限定)と引き換えられました。スタンプの置き場所は参加店や神社に散らばっているので、スタンプを目印に歩くと、自然に商店街をひと回りできる仕組みです。
展示は各店とも10時から始まり、終わる時間は店によって違います。店ごとに定休日があり、期間中も休みの日には中を見られないので、気になる店はマップの定休日欄を確かめてから向かいます。昼は料亭の雛膳を予約するか、商店街の和菓子店やそば店で限定メニューを選ぶと、雛めぐりらしい一日になります。
催しを優先するなら3月3日に近い日曜、混雑を避けたいなら平日が向いています。平日でも商家の展示は見られますが、愛宕神社の大雛段飾りは飾らない日が多いので、見たい場合は飾る日を公式の開催概要で確かめてください。
行く前に知っておきたいこと
会場は岩槻駅東口から広がる商店街なので、電車で行くのがいちばん楽です。公式サイトには来場者用の駐車場の案内が見当たりません。車の場合は周辺のコインパーキングを使うことになり、週末は埋まりやすいと考えておくと安心です。
岩槻大師(彌勒密寺)の拝観は100円かかります。ほかの展示は基本的に無料ですが、制作体験は材料費が必要です。商店の中に入って見る展示も多いので、店の人に一声かけてから見ると気持ちよく回れます。
2027年の日程はいつわかる?
2026年の開催概要は、前年の12月21日に公式サイトで公開されました。2027年分も年末ごろにまちかど雛めぐりの公式サイトに出ると見込まれます。発表されたら、この記事の日程を書き換えます。
雛めぐりの前週には、浄源寺で岩槻安穏朝市が開かれています(2025年は2月16日、2026年は2月15日)。県内の別のひな祭りでは、日本一高いピラミッドひな壇で知られる鴻巣びっくりひな祭りが同じ時期です。秋の岩槻は人形のまち岩槻まつりで紹介しています。
よくある質問
入場料はかかる?
商店や特別展示会場の雛人形を見るのは無料です。岩槻大師の拝観(100円)と制作体験の材料費は別にかかります。
何時から見られる?
各会場とも午前10時からです。終わる時間は店や会場で違うので、夕方に行く場合は早めに回り始めてください。
問い合わせ先は?
人形のまち岩槻 まちかど雛めぐり実行委員会(070-1535-8177、受付10時〜16時)です。
2026年の内容は、まちかど雛めぐり公式サイトの開催概要(2025年12月21日更新)・参加店一覧・ひな市のページで、2024年・2025年の内容はさいたま市の発表資料(2024年2月13日・2025年2月12日)で、2026年10月8日に確認しました。


