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埼玉のクマ2026|秩父で人身被害、目撃は9月末で95件

埼玉のクマ2026 目撃95件とドングリの実り、秩父での人身被害 埼玉のくらし・行政情報

まずはここだけ:埼玉県内のツキノワグマの目撃は、2026年度は9月末までに95件です。10月18日(日)には秩父市大滝で、シカの捕獲作業をしていた50代の男性がクマにひっかかれてけがをしました(命に別状なし)。県の調査ではクマのエサになるドングリは昨年より実りがよく、県は「大量出没した昨年度ほどの出没には必ずしもならない」との見通しを示しています。ただ、秋は冬眠に備えて食欲が増す時期で、県は冬にかけて行動が活発になり、人里への出没が増える可能性があるとしています。秩父・飯能方面の山へ出かける前は、県の出没マップを確認してください。

2025年度は目撃が172件と、2022年度以降でいちばん多い年でした。今年はそこから落ち着くのか、それとも続くのか。県が10月20日に発表したドングリの実りの調査と、18日の人身被害の発表から、いま分かっていることを整理します。

埼玉のツキノワグマ2026年秋の状況。10月18日秩父市大滝で男性がけが、目撃は2026年度9月末で95件、コナラとミズナラは並作でブナは凶作、県は昨年度ほどの出没には必ずしもならないとの見通し、冬にかけて行動が活発、出かける前に出没マップを確認
要点(埼玉県の発表をもとに作成)
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10月18日、秩父で何があった?

県によると、18日の午前10時ごろ、秩父市大滝の栃本地区の山の中で、ニホンジカの管理捕獲をしていた男性がクマに出会い、もみ合いになって全身をひっかかれました。男性は無線で同行者に助けを求め、同行者の車で病院へ運ばれて手当てを受け、退院しています。クマは逃げて、行方は分かっていません。

県は警察や秩父市と連携して情報を集め、注意を呼びかけています。栃本地区は、秩父市の西の端、奥秩父の山あいにある地区です。

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目撃は増えている?

県内の目撃件数は、年によって大きく上下しています。2026年度の95件は9月末までの半年分なので、年間の件数とは比べられません。半年分の95件は、2022年度の1年分(78件)より多い数です。

2022年度78件
2023年度144件
2024年度108件
2025年度172件
2026年度95件(9月末まで)

県は、県内のクマの推定の数も増えているとみています。

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ドングリの実りで何が分かる?

クマは冬眠の前に、ドングリなどの木の実をたくさん食べます。山に実りが少ない年は、エサを探して人里に下りてくることが増えます。そこで県は毎年、秩父市・飯能市・小鹿野町・横瀬町の15地点で、コナラ・ミズナラ・ブナの実の数を調べています。今年は9月9日〜11日に調べました。

木の種類2024年度2025年度2026年度
コナラ豊作凶作並作
ミズナラ豊作豊作並作
ブナ並作大凶作凶作

目撃が172件と多かった2025年度は、コナラが凶作、ブナが大凶作でした。今年はコナラが並作に戻り、ブナも1段階よくなっています。県が昨年度ほどの出没には必ずしもならないとみている理由はここにあります。一方で、ブナは凶作のままで、ミズナラは豊作から並作に下がりました。「心配がなくなった」ではなく「昨年よりはまし」と受け止めるのが実態に近そうです。

出かけるときに気をつけることは?

山へ出かける前と、歩いているとき
  • 出かける前に埼玉県ツキノワグマ出没マップで最新の情報を見る
  • クマのいる地域では1人で歩かない
  • 見通しの悪い場所、やぶ、沢、山ぎわの林、ほら穴に近づかない
  • 鈴やラジオ、手をたたく、声を出すなどで、人がいることを知らせる
  • 出先で出たごみや食べ残しは持ち帰る

山の近くに住んでいる人には、庭の柿や栗を落ちた実も含めて収穫するか木を切る、草むらややぶを刈る、生ごみは家の中に置いて収集日の朝に出す、といった対策を県は呼びかけています。クマを人里に寄せつけないための対策です。

クマに出会ったらどうする?

遠くにいる 落ち着いて、静かにその場を離れます。鈴や笛などで人がいることを知らせます。

近くにいる 背中を見せず、クマを見ながらゆっくり後ろへ下がって距離をとります。

襲われた すぐに地面にうつ伏せになり、両腕で顔や頭、首の後ろを覆って守ります(埼玉県の呼びかけ)。

山林の作業などでクマのいる場所によく入る人には、クマよけスプレーをいつも持ち、正しい使い方を練習しておくよう県は勧めています。

よくある質問

さいたま市など平地でも出る?

ドングリの調査地点は秩父市・飯能市・小鹿野町・横瀬町の山地です。一方、出没マップの確認や生ごみの管理などの注意は、県全体に向けた呼びかけです。平地での出没の見通しは発表に書かれていないので、住んでいる地域の最新の目撃情報は出没マップで確認してください。

紅葉を見に秩父へ行っても大丈夫?

今回の県の発表は、外出をやめるよう求めるものではなく、出没マップの確認や鈴の携帯などの注意を呼びかける内容です。山道や林に入るときは、上の注意を守ってください。埼玉の低山ハイキングや三峯神社へ行く前にも、出没マップを見ておくと安心です。

クマを見かけたら?

近づかずに離れ、地元の市町村役場や警察に知らせてください。県の担当は環境部みどり自然課 野生生物担当です(ドングリ調査の発表の窓口は048-830-3143)。

出典:埼玉県「令和8年度堅果類豊凶調査の結果について」(2026年10月20日発表)、埼玉県「クマによる人身被害の発生について」(2026年10月18日発表)。確認日:2026年10月22日

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