うらわのうなぎ萬店(まんだな)は、明治19年(1886年)創業、2026年10月1日に140周年を迎えたうなぎと川魚料理の店です。場所はJR埼京線の中浦和駅から歩いて1分、別所沼公園のすぐそば。1階のテーブル席は予約なしで入れて、鰻重は梅重3,900円から、むさしの重9,200円まで(税込)。木曜が定休日で、11時から21時のラストオーダーまで昼休みなしで開いています。ふらっと一人で食べたい人にも、個室で法事や顔合わせをしたい家族にも使える店です。

萬店はどんな店?「まんてん」ではなく「まんだな」
店名は「萬店」と書いて「まんだな」と読みます。店の歴史のページによると、始まりは初代の金子萬蔵が明治19年に開いた掛茶屋です。志木街道を行き来する馬方や行商人に、農業のかたわら茅葺きの小屋でうなぎやなまずの料理を出していました。当時のこのあたりは東に別所沼、西に鴻沼があり、荒川も近い水郷地帯だったそうです。いまも店のすぐ前が別所沼公園で、公式サイトでは公園まで徒歩1分(100m)と案内しています。
住所はさいたま市南区鹿手袋で、浦和駅の周りに集まる老舗とは少し離れた場所にあります。「浦和のうなぎ」はさいたま市の伝統産業に認定されていて、萬店も市の伝統産業のサイトに「浦和のうなぎ事業所」として載っています。うなぎだけでなく、天然のニホンナマズの天ぷら、鯉の洗い、鯉こく、どぜう柳川といった川魚料理が今もメニューに並んでいるのが、ほかのうなぎ屋との一番の違いです。
うな重の値段はいくら?松竹梅と名物の違い
1階のテーブル席で頼める鰻重は6種類です。どれも吸もの・新香付きで、公式サイトの価格はすべて税込です。
| 品名 | 値段(税込) | うなぎの量 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| 梅重 | 3,900円 | 公式に記載なし(持ち帰りの梅重弁当は2/3尾) | 昼に軽めに食べたい人 |
| 竹重 | 4,950円 | 一尾 | 一尾をしっかり食べたい人 |
| 松重 | 5,600円 | 一尾(個室コースでは「肉厚」と紹介) | 初めてで迷ったら |
| うなぎ三昧 | 6,300円 | 一尾(白焼きと蒲焼き) | 食べ比べたい人。店の一番人気 |
| まんだな重 | 7,600円 | 蒲焼き二串 | ご飯が見えないほど食べたい人 |
| むさしの重 | 9,200円 | 蒲焼きが二層(大盛不可) | お祝いの日に |
店が「名物」「一番人気」と書いているのがうなぎ三昧です。一つのお重に白焼きと蒲焼きが入っていて、薬味と出汁が付くので、途中からお茶漬けにもできます。女将のおすすめは白焼きをわさび醤油で食べること。12,450円のダブルサイズもあります。一緒に行く人がうなぎを食べない場合は、海老と野菜の天丼2,200円、名物の鯰を使ったなまず天丼2,800円、海老・白身魚・野菜の上天重2,800円から選べます。
人数と予算で選ぶなら
一人で昼に寄るなら梅重か竹重(3,900〜4,950円)。二人で行くなら、一人がうなぎ三昧、もう一人が松重にして白焼きを少し分けると、萬店の味を両方確かめられます。家族で行くなら、待つ間に名物の鯰天ぷら(2,100円)か鯉せんべい(700円)を一皿取るのがおすすめ。子ども向けには稲庭うどん(900円)があります。予算は鰻重だけなら一人4,000〜6,000円台、つまみと飲み物を足すと7,000〜9,000円くらいを見ておくと安心です。
予約はできる?1階と2・3階個室の違い
萬店で一番気をつけたいのがここです。1階のテーブル席は予約を受け付けておらず、来た順の案内です。席だけの予約もできず、全員がそろってから案内されます。一方、2階・3階の完全個室は予約制で、2階は2名から、3階は4名から。個室は事前にコースを選ぶ決まりで、当日に単品を追加することはできます。
個室のコースは、先付・茶碗蒸し・松の鰻重などが付く茜御膳7,500円から、鯉の洗いや天ぷらが入る店のおすすめの橘御膳11,500円、うなぎの筏焼きが出る萬蔵御膳25,000円まであります(税込)。室料はかかりませんが、個室では飲み物を含めた飲食代に10%のサービス料が付きます。法事なら祭壇や陰膳、顔合わせなら桜湯や祝い鯛を用意してくれます。
注意 店のFAQによると、混み合うのは昼の11時半〜13時半ごろと、夜の19時前後です。1階は並ぶ可能性があるので、時間をずらすと入りやすくなります。また、うなぎの長焼き「筏蒲焼き」(12,000円)は注文を受けてから捌くため、1時間以上かかることがあります。支払い方法(カード・電子マネーが使えるか)は公式サイトに記載がないので、気になる人は電話(048-862-5648)で確認してください。
駐車場はある?中浦和駅からの行き方
電車ならJR埼京線の中浦和駅で降りて歩いて1分です。浦和駅から行く場合、公式サイトは西口からタクシーで7〜8分(1.8km)と案内しています。車の場合は首都高の浦和南出口から約5分、外環の戸田西出口・外環浦和出口から約10分です。
駐車場は店の敷地内に10台分あり、混雑時は提携駐車場も使えると店のFAQに書かれています。車椅子優先の駐車スペースや、駐車場から店内へのスロープ、エレベーター、多目的トイレもあり、1階はベビーカーや車椅子のまま席につけます。お酒を飲むなら、店で運転代行やタクシーを手配してもらえます。
| 店名 | うらわのうなぎ萬店(まんだな) |
|---|---|
| 住所 | さいたま市南区鹿手袋1-2-26 |
| 最寄り駅 | JR埼京線 中浦和駅から徒歩1分 |
| 営業時間 | 11:00〜21:00(ラストオーダー)、22:00閉店。昼休みなし |
| 定休日 | 木曜日(祝日の場合は営業)。臨時の変更は公式のお知らせで告知 |
| 席 | 1階テーブル席(予約不可)、2・3階に完全個室(要予約) |
| 駐車場 | 敷地内10台、混雑時は提携駐車場あり |
| 電話 | 048-862-5648 |
持ち帰りや出前はできる?
持ち帰りは注文を受けてから作るので、最短でも30分かかります。電話で時間を伝えて予約しておけば、待たずに受け取れます。鰻重弁当は梅重弁当(2/3尾)4,000円、竹重弁当(一尾)5,050円、松重弁当(太め一尾)5,700円、まんだな重弁当(2串)7,700円(税込)で、折箱・容器代が1個100円かかります。蒲焼きだけや肝吸の持ち帰りもあり、温め直すときは蒲焼きとご飯を分けて電子レンジにかけるのが店のすすめです。
このほか、電話で注文する仕出し(出前)と、冷蔵便での郵送にも対応しています。配達エリアは店に確認してください。
浦和のうなぎの中で、萬店はどんな位置づけ?
さいたま市の紹介では、江戸時代の浦和の周りは沼地の多い水郷地帯で、沼でとれたうなぎを行楽客に出したのが始まり。その味が評判になり、中山道を行き交う人がわざわざ立ち寄るほどになったそうです。萬店は同じ水郷の恵みを、志木街道沿いの掛茶屋から受け継いできた店です。萬店ならではなのは、1階なら予約なしで入れて、11時から21時のラストオーダーまで昼休みなしで開いていること。昼どきを外した中途半端な時間でも、うなぎが食べられます。逆に「行列に並んで一品だけを味わう」タイプの店ではないので、そうした店も含めて選びたい人は、浦和・埼玉のうなぎ名店10選で価格と予約の決まりを比べてみてください。
11月3日(火・文化の日)の「140周年創業祭」(うな重食べ放題・100名招待)は、応募が10月4日で締め切られています。
萬店についてよくある質問
Q. 萬店の読み方は?
A. 「まんだな」です。正式には「うらわのうなぎ萬店」と名乗っています。
Q. なぜ浦和はうなぎが有名なの?
A. 江戸時代、沼の多い浦和でとれたうなぎが評判になり、中山道の旅人も立ち寄るようになったのが始まりです。いまは「浦和のうなぎ」としてさいたま市の伝統産業に認定されています。浦和のほかの名店はうなぎ名店10選にまとめています。
Q. 創業何年の店?
A. 明治19年(1886年)創業です。2026年10月1日で創業140周年になりました。
Q. 予約なしで入れる?
A. 1階のテーブル席は予約不要(予約不可)で、来た順に案内されます。個室は予約が必要です。
Q. 一番安いうな重はいくら?
A. 1階の梅重3,900円(税込)です。持ち帰りの梅重弁当は4,000円に容器代100円がかかります。
Q. 子ども連れでも大丈夫?
A. 1階はベビーカーのまま席につけて、オムツ交換台もあります。個室なら要予約のお子さま御膳(鰻重5,500円、ぶた重5,200円)やキッズプレート2,500円が頼めます。
この記事の確認日
2026年10月13日に、萬店の公式サイト(トップページ、お品書き、個室コース料理、お持ち帰り、店内紹介、よくあるご質問、歴史、お知らせ)と、さいたま市伝統産業のサイト、さいたま市の公式サイトで確認しました。価格はすべて税込で、改定されることがあります。お出かけ前に公式サイトか電話で最新の情報を確認してください。
- うらわのうなぎ萬店 公式サイト
- 1階テーブル席お品書き/2・3階個室コース料理/お持ち帰り
- よくあるご質問/歴史
- さいたま市の伝統産業「うらわのうなぎ 萬店」
- さいたま市「初めてうなぎまつりに行ってきました!」(浦和のうなぎの由来)


