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三富新田とは|世界農業遺産の落ち葉堆肥と見どころ

三富新田とは 世界農業遺産の落ち葉堆肥と見どころ おでかけ・イベント

三芳町上富と所沢市にまたがる「三富新田(さんとめしんでん)」は、江戸時代の元禄期に開かれた畑作の村です。雑木林の落ち葉で堆肥をつくり、やせた土地を畑に変えてきた農法は、2023年に世界農業遺産に認定されました。成り立ちと、いま見に行ける場所をまとめました。

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世界農業遺産「武蔵野の落ち葉堆肥農法」

名称武蔵野の落ち葉堆肥農法
認定2023年7月5日、国連食糧農業機関(FAO)が世界農業遺産に認定(関東地方で初)
地域川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町(3市1町)
それ以前2017年3月に日本農業遺産に認定

平地林(雑木林)の落ち葉を集めて堆肥にし、栄養の少ない台地の土を肥えた畑に変えてきた農法です。県と町は、この方法が300年以上受け継がれてきたと説明しています。雑木林は堆肥だけでなく、薪や防風にも役立ってきました。

三富新田の成り立ち

このあたりは、周りの村が共同で草を刈る「入会秣場(いりあいまぐさば)」でした。元禄7年(1694年)、川越藩主の柳沢吉保が開発を始め、元禄9年(1696年)の検地で上富・中富・下富の3か村ができました。「三富」の名前はここから来ています。

短冊形の地割

三富新田のいちばんの特徴は、1軒ごとに同じ形で割り当てられた細長い区画です。県の説明によると次のとおりです。

1軒の広さ約5町歩(約5ha)
区画の寸法(上富)間口40間(約72m)×奥行375間(約675m)
並び方幅6間の道に面して、手前から屋敷・畑・雑木林の順

道沿いに屋敷林のある家が並び、その奥に畑、いちばん奥に雑木林が続く景色は、地図や航空写真で見るとよくわかります。上富地区ではケヤキ並木沿いに屋敷が並んでいます。

見に行ける場所

場所内容時間・料金
旧島田家住宅
(三芳町上富1279-3)
江戸時代後期に建てられたとされる茅葺きの民家。寺子屋として使われていた9:00〜16:00、無料。月曜・祝日・年末年始(12/28〜1/5)休館
多福寺
(三芳町上富1542)
元禄9年(1696年)に柳沢吉保が建てた臨済宗の寺。県指定文化財の銅鐘がある拝観時間の案内なし
木ノ宮地蔵堂
(三芳町上富1501)
安永6年(1777年)再建のお堂。天井に107枚の植物画。縁日は4月・8月の23・24日案内なし
三富今昔村
(三芳町上富1589-2)
里山の保全と体験の施設(民間)10:00〜17:00、火曜休み。大人880円

町の散策コースでは、旧島田家住宅と木ノ宮地蔵堂が駐車場とトイレのある場所として案内されています。旧島田家住宅の電話は049-258-0220です。

あわせて楽しみたい「富の川越いも」

落ち葉堆肥でつくる畑の代表的な作物がさつまいもです。三芳町の特産「富の川越いも」は、毎年9月になると「いも街道」の農家で直売が始まります。

出典

2026年10月2日時点の情報です。

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