ひとことで言うと:安さなら熊谷市立プラネタリウム館(大人200円)、子ども向けの番組とイベントの多さなら大宮のさいたま市宇宙劇場(大人620円)、土日にキャラクター番組を続けて見るなら浦和のさいたま市青少年宇宙科学館(大人520円)です。この冬は、11月23日(月・祝)の浦和の「プラネタリウムの日」、12月5日(土)の大宮のキャンドル生演奏、12月12日(土)の熊谷の「ぬいプラ!」が狙い目。3館とも12月28日から1月4日までは休館します。
日が早く沈む冬は、星空がいちばん身近になる季節です。オリオン座が東の空に昇りはじめるこの時期、ドームの中で星座の見つけ方を教わってから外に出ると、駅前の明るい空でも冬の大三角くらいは探せるようになります。
この記事では、埼玉の公立プラネタリウムのうち、駅から行きやすい大宮・浦和・熊谷の3館を、料金・番組・行き方で比べました。家族4人で行くといくらかかるか、目的別にどこを選べばいいかもまとめています。

3館の料金と1回の長さはどう違う?
| 施設 | 大人 | 子ども | 無料になる年齢 | 1回の長さ |
|---|---|---|---|---|
| さいたま市宇宙劇場(大宮) | 620円(高校生以上) | 310円(4歳〜中学生) | 3歳以下 | 約45分 |
| さいたま市青少年宇宙科学館(浦和) | 520円 | 200円(4歳〜高校生) | 4歳未満 | 約50分 |
| 熊谷市立プラネタリウム館 | 200円 | 100円(小・中学生) | 小学校入学前 | 約40分 |
家族4人(大人2人・小学生2人)で1回見る場合を計算すると、宇宙劇場は1,860円、青少年宇宙科学館は1,440円、熊谷は600円です。高校生は、宇宙劇場では大人料金、青少年宇宙科学館では子ども料金になるので、高校生がいる家族は浦和のほうが割安になります。
宇宙劇場には、同じ日に2回見られる「セット券」(大人1,000円・子ども500円)があり、大人なら2回で240円安くなります。午前に子ども向けの番組、午後に星空の生解説、という見方をするなら、セット券を選ぶのがおすすめです。なお宇宙劇場はクレジットカードと電子マネーが使えず、青少年宇宙科学館も1階の券売機は現金のみ(電子マネーは2階の事務室で投影の30分前まで)です。
この冬はどんな番組を見られる?
大宮・さいたま市宇宙劇場:すみっコぐらし、ムーミン、キャンドルの夜
大宮駅西口のJACK大宮にある宇宙劇場は、直径23mのドームで、星空の生解説、子ども向けの番組、全天周の映像番組を時間ごとに入れ替えて投映しています。土日祝の「こどもの時間」は、12月27日(日)まで「すみっコぐらし ひろい宇宙とオーロラのひかり」(12月は15:00の回)。12月5日(土)からは「ムーミン谷の物語 ~星と花のセレナーデ~」が加わり、12月27日まで土日祝の10:30に投映します。平日と第4土曜の10:30は、字幕付きの「すみっコぐらし」です(12月26日まで)。
大人に人気なのは、解説員が当日の星空を生で案内する「星空の時間」(約45分)。テーマを入れ替えながら通年で投映していて、その日のテーマは公式Xで告知されます。
11月14日(土)18時からは、星空の解説のあと屋上の望遠鏡で土星を見る「特別投映+星をみる会」があります(通常料金、先着100人、チケットは当日16:40から5階で販売。中学生以下は保護者同伴。雨や曇りの日は投映のみ)。次回は12月12日(土)18時からの予定です。
12月のおもな特別投映は次の2つです。12月5日(土)の「Candlelight: プラネタリウム」は、ドームをキャンドルで囲んで弦楽四重奏の生演奏を聴くコンサートで、17:15の回は久石譲の映画音楽、19:30の回は「もみの木」「レット・イット・スノー」などクリスマスの定番曲です。チケットは外部サイトでの専用販売で、8歳以上が対象。12月20日(日)10:30からは、3〜5歳向けの「はじめてのプラネタリウム ベビー&キッズ劇場」があり、少しくらい泣いても大丈夫な回です(当日は混雑が見込まれると公式が案内)。
浦和・さいたま市青少年宇宙科学館:土日はキャラクター番組が続く
浦和の駒場運動公園の近くにある青少年宇宙科学館は、科学館の入館が無料で、プラネタリウムだけ料金がかかります。1回約50分のうち前半は解説員の「今夜の星空解説」で、定員は250人。11月の土日祝は、10:00「パウ・パトロール」、12:00「ダイナソートラベラーズ」、14:00「クレヨンしんちゃん」、15:50「MMX 火星衛星探査計画」と、子どもに人気の番組が並びます。11月28日・29日の15:50は、MMXに代わって「若田光一の宇宙」を投影します。平日は「イナズマデリバリー」の投影です。
11月23日(月・祝)は、この館の「プラネタリウムの日」。10:00に名誉館長の若田光一さんの活躍を紹介する「Challenge to the UNIVERSE! ~若田光一の宇宙~」、12:00に「さいレンジャー プラネタリウム」、14:00に音楽とナレーションで眠ってもいい「熟睡プラ寝たリウム in さいたま」を特別に投影します。この日は通常の10時・12時・14時の番組はありません。12月の投影計画は、11月8日時点ではまだ公開されていません。
熊谷市立プラネタリウム館:200円で「宇宙美術館」、12月12日は「ぬいプラ!」
熊谷駅南口から歩いて5分、熊谷市立文化センターの4階にあるプラネタリウム館は、座席100席のこぢんまりしたドームです。投影機は光学式とデジタル式を組み合わせた「メガスターIIC」で、1,000万個以上の星を映し出します。12月25日(金)までの一般投影は、夜空の奥に隠れた色鮮やかな天体を美術館に見立てて紹介する「宇宙美術館」と、ペルセウス神話の「グライアイの三姉妹」の2本立てです。
投影は、火〜金曜が15:30、土曜が13:30と15:30、日曜・祝日が10:30の「おはなし天文館」と13:30・15:30。毎月第4土曜の17:45からは、観察ガイドと音楽を楽しむ大人向けの「星空の散歩道」があります(未就学児は入場不可)。冬休み期間の平日は、一般投影が午後2回になります。
11月14日(土)の県民の日は入館無料で、日曜と同じ時間割で投影するほか、モールで星を作るワークショップ「星に願いを」(13時・15時、無料)もあります。12月12日(土)11時からは、お気に入りのぬいぐるみと一緒にプラネタリウムを見る特別企画「ぬいプラ!」(大人200円・小中学生100円、当日先着30人、写真撮影タイムあり)。屋上の天文台では、11月14日と28日の18〜19時に予約不要の天体観察会があり、口径406mmの望遠鏡で月や土星をのぞけます(天候で中止あり、未就学児は参加不可)。
目的別に選ぶなら、どこがいい?
初めての子ども(3〜5歳)なら、泣いても大丈夫と明言している宇宙劇場の12月20日のベビー&キッズ劇場か、平日の字幕付き「すみっコぐらし」。小学生なら、知っているキャラクターの番組が土日に4本続く浦和の青少年宇宙科学館が、1日をかけて楽しみやすい施設です。
とにかく安くなら熊谷で、家族4人でも600円。駅から歩けるので、熊谷駅周辺での買い物や食事と組み合わせやすいのも利点です。大人どうしなら、12月5日の宇宙劇場のキャンドル投映か、熊谷の第4土曜の「星空の散歩道」。本物の星も見たいなら、11月14日(土)の夜は、宇宙劇場の星をみる会と熊谷の天体観察会が同じ日に開かれます。次は熊谷が11月28日、宇宙劇場が12月12日(予定)で、ドームで学んだ星を望遠鏡で確かめられます。
行き方と駐車場は?
さいたま市宇宙劇場(大宮)
- 住所:埼玉県さいたま市大宮区錦町682-2 大宮情報文化センター(JACK大宮)3〜5階
- 電車:JR大宮駅西口から徒歩5分
- チケット:5階の受付で、投映開始の1時間20分前から5分前まで販売(最初の回は1時間前から)。入場口は3階
- 駐車場:JACK大宮の有料駐車場(15分100円、入庫後24時間最大2,500円)。宇宙劇場との提携・割引はなし(VISIT SAITAMA CITYの掲載による)
- 休館日:水曜、祝日の翌平日、12月28日〜1月4日
大宮駅西口を出て北西へ歩いて5分ほど、大宮情報文化センター(JACK大宮)のビルに入っています。地図のピンの位置です。
さいたま市青少年宇宙科学館(浦和)
- 住所:埼玉県さいたま市浦和区駒場2-3-45
- バス:浦和駅東口7番乗り場から国際興業バス「北浦和駅東口行き(グランド経由)」で「宇宙科学館入口」下車、徒歩3分。北浦和駅東口から「浦和駅西口行き」でも同じバス停。浦和美園駅からは「浦和駅東口行き(バイパス経由)」で「駒場運動公園」下車、徒歩5分
- 駐車場:館の東隣に18台(9:00〜17:00)。土日祝は混雑するため公共交通機関の利用を推奨
- 休館日:月曜(祝日の場合は次の平日)、12月28日〜1月4日
熊谷市立プラネタリウム館
- 住所:埼玉県熊谷市桜木町2-33-2 熊谷市立文化センター4階
- 電車:JR・秩父鉄道 熊谷駅南口から徒歩5分
- 駐車場:プラネタリウム館のページには記載なし。プラネタリウム館(048-525-4554)で確認を
- 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、毎月第1金曜、祝日の翌日、12月28日〜1月4日、春と秋の特別整備期間
注意 3館とも、投影が始まってからの入場はできません。宇宙劇場と青少年宇宙科学館は、チケットの販売が開始5分前で締め切られます。小学3年生以下は、宇宙劇場・青少年宇宙科学館とも保護者の同伴が必要です。
よくある質問
予約は必要?
個人で見る場合、宇宙劇場と青少年宇宙科学館は当日にチケットを買う方式です。人気の回や土日は早めに着くと安心です。熊谷の個人の投影について、予約の案内は公式ページにありません(団体は電話で申込み)。宇宙劇場の12月5日のキャンドル投映だけは、外部サイトで事前にチケットを買います。
赤ちゃんや小さい子も入れる?
入場はできますが、番組によって制限があります。熊谷の「星空の散歩道」と天体観察会は未就学児が参加できず、宇宙劇場のキャンドル投映は8歳以上です。小さい子どもと行くなら、宇宙劇場の12月20日のベビー&キッズ劇場(3歳以下はひざの上で観覧)のように、子ども向けとうたっている回を選ぶのが確実です。
年末年始は開いている?
3館とも12月28日から1月4日まで休館です。冬休みに行くなら、12月27日までか1月5日以降の開館日を選びましょう。
出典・確認日
- さいたま市宇宙劇場 公式サイト(ご利用案内、番組、イベント、2026年11月の休館日)
- さいたま市「宇宙劇場」施設案内、VISIT SAITAMA CITY「宇宙劇場」(駐車場)
- さいたま市青少年宇宙科学館「プラネタリウム投影計画」「11/23(月・祝)はプラネタリウムの日」「アクセス」
- 熊谷市「プラネタリウム館」「プラネタリウム館番組の案内」(2026年11月5日更新)
2026年11月8日に確認した情報です。番組や時刻は変わることがあるので、出かける前に各館の公式サイトで確認してください。
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