秩父市役所で自治体向け生成AI「QommonsAI」活用研修、近隣3町もオンライン参加
埼玉県秩父市役所で、自治体向け生成AI「QommonsAI(コモンズAI)」の活用研修が行われました。実施したのはPolimill株式会社(本社:東京都港区/代表取締役:伊藤あやめ・谷口野乃花)。秩父市の職員に加え、長瀞町・横瀬町・小鹿野町の職員もオンラインで参加し、秩父地域全体で生成AIの業務活用を考える場となりました。
研修の実施概要
- 実施自治体:埼玉県秩父市
- 実施日:2026年8月12日
- 会場:秩父市役所
- 研修カリキュラム:午前 初級編/午後 中級編
- 開催形式:対面およびオンライン
- 参加者数:秩父市職員は午前10名、午後15名。オンラインで長瀞町、横瀬町、小鹿野町の職員も参加
今回の研修には、日常的に生成AIを使っている職員が参加しました。「生成AIを使える」段階から、「業務と結びつけて使う」段階へと進むことがテーマです。
「議会対応AI」と「プライベートナレッジ」が中心テーマ
研修で中心的に紹介されたのは、QommonsAI独自の機能である「議会対応AI」と「プライベートナレッジ」の2つです。
プライベートナレッジは、組織内の文書やデータを参照して回答を生成する機能。庁内に蓄積された情報を生成AIが参照できるようになることで、単なる文書作成の道具にとどまらない使い方が可能になります。
これらの機能を通じて、生成AIの用途を文書作成だけに限定せず、議会対応や庁内情報の参照など、自治体業務に応じて広げていく視点が共有されました。あわせて、生成AIを使いこなすには操作方法だけでなく、担当している業務そのものへの理解も欠かせないことが説明されています。
セキュリティや利用環境をめぐる具体的な質問も
質疑応答では、今後の庁内展開を見据えた実務的な質問が寄せられました。セキュリティ面、LGWAN版とインターネット版の違い、他社製品との差別化などが主な論点です。
製品の機能だけでなく、情報管理や利用環境も含めて確認したいという関心の高さがうかがえる内容だったといいます。市民の個人情報を扱う自治体だからこそ、慎重な確認が求められる部分です。
秩父地域4自治体で研修内容を共有
長瀞町、横瀬町、小鹿野町からもオンラインで参加があり、自治体間で研修内容を共有する機会となりました。導入初期には、まずワーキンググループなどの中核メンバーが機能や運用上の論点を確認し、各部署への展開方法を検討する進め方も考えられるとしています。
秩父地域は市町村の規模がさまざまで、限られた職員数で幅広い業務をこなしている自治体もあります。生成AIの活用が進めば、住民サービスにかける時間を増やせる可能性もありそうです。
QommonsAIとPolimillについて
QommonsAIは自治体向けに提供されている生成AIサービスです。詳細はQommonsAI公式サイトで確認できます。提供するPolimill株式会社は、生成AIの社会実装を牽引する企業として活動しています(Polimill公式サイト)。
今回寄せられた意見や質問は、今後の研修内容やサービス改善の参考とされるとのことです。秩父市をはじめとする秩父地域の役所で、生成AIがどのように業務に根づいていくのか、これからの動きが注目されます。


