WOOD DREAM DECKと横瀬町との取り組み第一弾 世界環境デー6月5日に地域木材で作ったサウナをお披露目

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「WOOD DREAM DECK」をリアル体験できるイベントを横瀬町にて同日開催

トークンやNFTを活用して地域の森林資源の循環利用を活性化するプログラム「WOOD DREAM DECK(ウッド ドリーム デッキ)」のアウトプット第1弾として、埼玉県秩父郡横瀬町との取り組みで製作したサウナ「ocomori(オコモリ)サウナ」が完成し、世界環境デーである6月5日(月)に合わせて、横瀬町にて完成したサウナの体験など「WOOD DREAM DECK」の全容を体験できる「REAL WOOD DREAM DECK TOUR(リアル ウッド ドリーム デッキ ツアー)」を開催します。

6月5日(月)の「WOOD DREAM DECK」を体験するイベントでは、地域の木で製作されたサウナに一般利用開始に先駆けて入れたり、地域の木を使った合板を加工した製品に触れたり、自動で加工する様子が見学できたりなど、横瀬町での森林資源活用の取り組みを体験できます。

「WOOD DREAM DECK」のコンセプトである『地球環境保全を「できること」ではなく「したいこと」にして、その願いを地域の森林資源を使って叶えながら、デジタル技術で森林の循環サイクルを活性化させる』を、イベントで実体験していただき、より身近に感じてもらうことを目指しています。

TISは今後も本プログラムを活用し、地域の森林資源を活かして経済循環と環境保全を両立するエコシステムの構築を全国で推進してまいります。

■「WOOD DREAM DECK」におけるTISの役割

プログラム「WOOD DREAM DECK」は、TISが企画提案し、横瀬町の官民連携プロジェクト「よこらぼ」で採択され、2023年3月21日に同町にてスタートしました。開始から2ヶ月で日本全国の林業や、木材加工などの森林関係者、森林活用に関心のある地域内外の一般人など90名以上が参加しています。

この度、完成する「ocomoriサウナ」は、要望の多かった地域の木を使って「みんなでサウナに入りたい」という願いを叶えるために「WOOD DREAM DECK」内で立ち上がった1つ目のプロジェクトです。

TISは、以下の役割を担うことで、「WOOD DREAM DECK」を通じてこの願いを叶える事をサポートしました。

①地域リソースのコーディネート
横瀬町の木材加工施設や職人、サウナの設置場所、地域のクリエイター達のDAO(自律分散型組織)への関わりを促進するコーディネートを行い、リソースが不足しがちなDAOの初期フェーズに対応しました。

②DAOのコミュニティーマネジメント
コミュニティーが継続的に盛り上がっていくように、森林活用プロジェクトの立ち上げや、コミュニティー内でのプロジェクト参加の呼びかけ、SNSを活用した進捗報告によって、共感やワクワク感が生まれ関わりが増えるようなコミュニティーマネジメントを実施しています。

③web3を活用したトークンの発行
プロジェクトに、より多くの参加者が関わりたくなるように、web3を活用したトークンを発行しました。このトークンをプロジェクトの参加者の貢献度に応じて配布し、トークンを沢山保有する事で、合板で好きな物が作れたり、サウナのオープニングイベントに参加できたりなど、メンバーがプロジェクトへ積極的に参加したくなる動機を喚起し、DAOを活性化させます。

「みんなでサウナに入りたい」という願いを叶えるプロジェクトは、「WOOD DREAM DECK」に参加している地域に住むサウナ好きの4人のクリエイターがアイデアを出し合いプロデュースされました。サウナの加工や組み立てにはweb3を活用したトークンを貢献度に応じて配布することで、地域内外から20人以上の協力者が集まり、計画を上回る速さで完成しました。今回のプロジェクトを通して、TISはDAOの初期段階の立ち上げのノウハウ蓄積や、トークンのインセンティブデザインにおける課題の抽出を行うことで、今後、横瀬町以外の地域でも森林資源の循環利用を活性化させるDAOの横展開を目指していきます。

■6月5日(月)お披露目の「ocomoriサウナ」について
「ocomori」サウナは株式会社コミュニティコムが横瀬町で運営する2023年7月オープン予定の宿泊施設「ocomori」に併設されています。今後は宿泊施設の少ない横瀬町の新たな観光拠点となり、サウナを中心とした地域コミュニケーションの新しい形を生み出していきます。このサウナは、地域の木で作られた合板を加工して組み立てた、木材の地産地消を実現したサウナです。サウナの加工や組み立てには、「WOOD DREAM DECK」のコミュニティー内の呼びかけで、様々な地域の人たちが横瀬町に足を運び製作に携わることで、横瀬町への愛着を育み、関係人口づくりにも貢献しています。

「ocomoriサウナ」概要
・所在地:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬7477-11 (宿泊施設「ocomori」に併設)
・サウナ設備:電気式ストーブ80?100℃ (セルフロウリュ可能)、5名まで入れます。
・付属設備:屋外に温水シャワー、水風呂、外気浴エリア。屋内にも温水シャワーや風呂あり。
・特徴:壁や床、天井まで全て地域のスギやヒノキが使われており、サウナ室は木の独特な香り成分(フィトンチッド)に包まれる癒し空間です。壁は全て72mm厚の木で構成され、断熱材を使っていないオーガニックなサウナです。サウナ室内の蒸気の整流構造は、流体解析のノウハウを駆使してロウリュした時の蒸気が身体を包み込むように設計されており、「常軌を逸した蒸気」を堪能でき、森の中での外気浴は全身で森林を感じる“ととのい”空間です。
・利用料:宿泊利用で1泊5万円程度になる予定
・一般利用開始:2023年7月予定(宿泊施設のオープンに合わせてサウナ利用を開始)

■イベント「REAL WOOD DREAM DECK TOUR」について
本イベントでは、ご応募いただいた方の中から10名様限定で、一般利用開始に先駆け「ocomoriサウナ」の体験利用をはじめ、地域の木を加工した製品に触れたり、実際に自動で加工するデモンストレーションや計測器による森林のデジタル化のなど、木に触れる体験を多数予定しています。このイベントを通して地域の森林に触れ、木を活用してできることの可能性をより感じていただき、みなさまの「したいこと」をより膨らませ、森林について考えるきっかけを提供します。 

イベント概要
・日時:6月5日(月)14時~18時
・集合場所:Area898(埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1926:横瀬駅より徒歩10分)
・募集人数:10名
※定員以上のお申込みは抽選とさせていただきます。当選者には後日直接ご連絡いたします。
・実施内容:サウナ体験 / 木材加工デモンストレーション体験 /森林のデジタル化体験
・留意事項:サウナ体験ご希望の方は、水着とタオルをご持参ください。
・申込み〆切:2023年5月28日(日)

「REAL WOOD DREAM DECK TOUR」申込みサイト

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