埼玉県草加市・谷塚の地域に新たな温もりを届けている場所——それが、ソーシャルスクエア草加谷塚店内の私設図書館「やつかブンコ」です。2025年6月28日(土)、このブンコで開催されたのは、あの名作絵本『ぐりとぐら』にちなんだ大人気企画——「ぐりとぐらのカステラをつくろう!」イベント!
絵本の世界がリアルに!親子で楽しむ“カステラづくり”
第一回目のやつかブンコ主催イベントには、子ども13名・大人10名、計9組のご家族が参加。みんなでワイワイと、「ぐりとぐら」になりきって、絵本でおなじみの大きなカステラ作りにチャレンジしました。
イベントの目玉は、粉の種類や配合を少しずつ変えた5種類のカステラ作り。チームに分かれて協力しながら生地を混ぜ、フライパンで焼き上げていく様子は、まさに“絵本から飛び出した”かのような楽しい空間に。子どもたちは大きなカステラをひっくり返す瞬間に大歓声! 焼き上がりを待つ時間には、「自分の理想のカステラ」を描いたりして楽しみました。
五感で味わう成功体験、「また作りたい!」の声も
試食タイムには、分厚く焼き上がったカステラをみんなでシェア。「ふわふわ!」「おいしい!」と笑顔があふれ、レシピを家に持ち帰る親子の姿も見られました。
参加者の声は、「思ったより美味しくできた!」「自分たちで作ったから楽しい!」など前向きなものばかり。初対面同士でも自然と会話が生まれ、地域の交流のきっかけにもなっていたようです。
「やつかブンコ」ってどんな場所?
このイベントを主催した「やつかブンコ」は、毎週金曜13:00~16:00に開かれる私設図書室。場所は、就労支援などを手がける「ソーシャルスクエア草加谷塚店」の中にあり、地域の人から寄贈された本が自由に読めたり、登録すれば貸出も可能です。
- 利用には氏名・住所・連絡先の登録と登録料500円が必要
- その場で読むだけなら登録不要!
- 返却は営業時間内(平日8:30~17:30)に
本をきっかけに、人とつながるイベントもたくさん!
やつかブンコでは、読書だけでなく本をテーマにしたワークショップやトークイベントも積極的に開催。8月には、“人”を一冊の本に見立ててその人生を“読む”という、ユニークな対話イベントも予定されています。
さらに今後は、子ども向け企画や月1回のビブリオバトルなども実施予定。気になる人は、ぜひ「やつかブンコ」のInstagramをチェックしてみてください!
“社会とつながる一歩”を後押しする「ソーシャルスクエア草加谷塚」
やつかブンコのある「ソーシャルスクエア草加谷塚」は、2025年4月にオープンした多機能型事業所。自立訓練や就労移行支援を通じて、自分らしい働き方を模索したい人たちをサポートしています。
日光街道の宿場町だった草加市らしく、ここも“人が一息つける場所”を目指しています。「自分の人生に、そっと一歩踏み出せる場所がある」——そんな安心感が、やつかブンコやその活動全体に広がっているのが魅力です。
まとめ:ぐりとぐらの世界から広がる、まちとのつながり
「ぐりとぐらのカステラをつくろう!」は、単なる料理イベントではなく、地域の人たちが本をきっかけに集い、つながる場所づくりの第一歩でした。草加・谷塚エリアに住んでいる方は、ぜひ一度、やつかブンコに足を運んでみてください。きっと新しい出会いや、心あたたまる体験があなたを待っています。
▶ やつかブンコ公式Instagram:https://www.instagram.com/yatsukabunko/
▶ ソーシャルスクエア草加谷塚店について:https://socialsquare.fun/