飯能市に本社の在宅障害者雇用支援「いろは」がHR EXPOに出展、3年で自社運用へ
飯能市に本社を置く株式会社HRイノベーションが運営する在宅障害者雇用支援サービス「いろは」が、2026年9月16日(水)~18日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第19回 HR EXPO【東京|9月】」に出展します。9月の「障害者雇用支援月間」に合わせ、法定雇用率の達成にとどまらない「次のフェーズ」を提案する内容です。
9月は「障害者雇用支援月間」
毎年9月は「障害者雇用支援月間」です。厚生労働省や独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)、都道府県等が連携し、事業主をはじめ広く国民に対して、障害者雇用への理解と関心を高めるための啓発活動が行われています。
近年、企業の障害者雇用をめぐっては、法定雇用率の達成に向けた「数」の確保だけでなく、雇用の「質」をどう高めるかについての議論が進んでいます。
厚生労働省が2026年2月に公表した「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」報告書では、障害者雇用の「質」として特に重視すべき要素として、次のような方向性が示されました。
- 障害者の能力発揮を十分に促進すること
- 能力発揮の成果を企業の事業活動に十分活用すること
- 適正な雇用管理を行うこと
- 発揮した能力を正当に評価し、配置や処遇に反映すること
- 雇用を安定させること
また、外部支援を活用した障害者雇用についても、成果物を企業自身の事業活動で有効に活用することに加え、企業自身の事業活動の中から障害者が担う業務を切り出すこと、業務設計・再構成、企業側の担当者育成、自走開始後の助言などが、今後の支援の方向性として示されています。
「いろは」が提案する“在宅アート雇用”とは
「いろは」は、アート・デザイン業務から障害者雇用をスタートし、外部支援を活用しながら企業ごとの業務へ職域を広げ、3年を目安に企業自身で障害者雇用を運用できる体制への移行を支援するサービスです。登録アーティストは150名を基盤としています。
1年目は「土台づくり」
アート・デザイン業務から雇用を開始し、本人の能力・特性に合わせた業務設定、在宅勤務でのコミュニケーション、業務遂行、定着など、安定して働くための運用の土台を整えます。
2年目は「職域の拡大」
アート・デザイン業務を起点に、企業ごとの業務へと職域を広げていく段階です。いきなりすべてを企業自身で行うのではなく、外部からの伴走支援を活用しながら段階的に移行していくのが特徴です。
企業側からは「障害者に任せられる仕事を継続的に確保するのが難しい」「現在は外部支援を活用しているが、将来の運用方法も考えておきたい」「障害者雇用の経験やノウハウを自社の中にも蓄積していきたい」といった声があり、こうした課題に応える設計になっています。
HR EXPOのブースで見られること
ブースでは、アート社員(障害者雇用でアート・デザイン業務に従事する社員)が担うことのできる具体的な業務や、作品・デザイン事例、自社運用に向けたロードマップが紹介されます。制作した作品を企業価値の発信につなげる「ParaCanvas」との連携についても展示されます。
また、今後の障害者雇用の運用を検討する人事担当者向けに個別相談を実施するほか、来場を希望する企業向けには数に限りのあるVIP招待枠が用意されています。
出展概要
- 展示会名:第19回 HR EXPO【東京|9月】
- 会期:2026年9月16日(水)~18日(金)
- 会場:東京ビッグサイト
- 小間番号:17-13
飯能市の企業が取り組む、障害者雇用の新しいかたち
障害者雇用は、埼玉県内の企業にとっても身近な課題です。「雇用率は達成したものの、その先をどうするか」という段階に入っている企業も少なくありません。飯能市に本社を構える企業が、こうしたテーマに正面から取り組んでいるというのは、県内の事業者にとっても参考になりそうです。


