2023年から始まり、今年で3年目を迎える「埼玉回遊」プロジェクト。この取り組みは、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・近藤良平さんが、埼玉県内を巡りながら、地元の人々と触れ合い、その土地ならではの文化や魅力を再発見するという、なんとも心温まる企画です。
今年もその訪問先を「他薦限定」で募集中とのこと。あなたの町に「ぜひ訪れてほしい!」という素敵な人や団体はいませんか?普段はなかなか表に出ることのない、地域に根ざした活動や文化を、このプロジェクトを通してぜひ全国に紹介してみましょう!
「埼玉回遊」ってどんなプロジェクト?
「埼玉回遊」は、近藤さんが複数年をかけて埼玉県内を巡り、中央・東部・西部・北部・秩父の5地域を対象に、地元の文化、芸術、風習、人物に出会うプロジェクト。出会った人々と対話し、その地の魅力を再発見することで、埼玉という土地の文化をアートの視点で丁寧に掘り起こしていきます。
2024年には、出会った人々と舞台作品も制作され話題になりました。今年度の舞台公演はないものの、訪問の様子は写真やドキュメンタリー映像として公式サイトで紹介予定です。
これまでの訪問先から見える、埼玉の奥深さ
2024年度の訪問先(一部抜粋)
- 鶴ヶ島市の伝統行事「脚折雨乞行事」
- 浦和のクラフトビール「U.B.P BREWERY」
- 飯能市の和紙造形作家・柳井嗣雄さん
- 深谷市の花園養蜂場、純国産はちみつの魅力
- 毛呂山町・出雲伊波比神社の秋の流鏑馬
2023年度の訪問先例
- 八潮市の相澤染工場
- 行田市の足袋職人「イサミタビ」
- 川越市の小江戸里神楽 梅鉢会
- ときがわ町の「のら鍛冶田むら」
- 吉川市の「街のミニ水族館しおや」など
伝統工芸から地域文化、さらにはミニ水族館まで…訪問先の幅広さに驚かされますよね。
今年も始動!訪問先の推薦を募集中
2025年度の「埼玉回遊」では、年間5か所程度の訪問を予定。推薦は「他薦限定」で、自己推薦は不可となっていますが、埼玉県外に住んでいても推薦OK!
応募概要
- 対象:埼玉県内に在住の個人、または県内で主に活動する団体
- 応募方法:以下の推薦フォームから
- 応募期限:2025年5月31日(土)まで
▼推薦フォームはこちらから
▶個人推薦フォーム
▶団体推薦フォーム
地域の「宝物」をアートの目線で発掘!
このプロジェクトの最大の魅力は、埼玉の知られざる文化や活動に光が当たることです。地元の人が当たり前だと思っていることでも、他の人にとっては大きな発見になることがたくさんあります。
「うちの町には何もないよ…」と思っている方も、少し目線を変えてみてください。あなたのそばにいる“ちょっと変わった、でも素敵な人”や、手仕事に真剣に向き合う職人さんたちが、もしかしたら近藤監督の次の訪問先になるかもしれません。
詳細・最新情報はこちら
公式特設サイト:
▶彩の国さいたま芸術劇場「埼玉回遊」特設ページ
今年のテーマは「埼玉のすてきな人、そっと教えてください」。この言葉にピンときたら、ぜひ応募してみてくださいね。