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深谷市の注目スポット!渋沢栄一ゆかりの地を巡る国内最長級の自動運転バスが運行中

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埼玉ニュース&トピックス

埼玉県深谷市で、全国の交通関係者や先進技術に関心のある方々から熱い注目を集めているプロジェクトがあります。それが、全長約37kmという国内最長レベルの営業運行を実現した自動運転バスです。

埼玉工業大学×深谷観光バスの地域密着型プロジェクト

この革新的な取り組みは、埼玉工業大学(URL:https://www.sit.ac.jp/)と、地元のバス会社である深谷観光バス株式会社(URL:https://www.fukayakanko.com/)がタッグを組んで実現しました。

本プロジェクトの舞台となるのは、深谷市のコミュニティバス「くるリン」。その中でも特に注目すべきは、「北部シャトル便+周遊便」ルートで導入された自動運転バス。これは、定時定路線での自動運転(レベル2)としては県内初の取り組みであり、将来的には自動運転レベル4の実現も目指しています。

観光にも便利!渋沢栄一ゆかりの地を巡る周遊ルート

今回の運行再編では、地域住民の移動手段としての利便性向上だけでなく、新一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一翁の生誕地周辺を周遊できるコースを整備。観光にも配慮されたルート設計となっており、深谷市を訪れる人にとっても魅力的な移動手段となっています。

発着点はJR深谷駅北口。ここを起点に、段階的に自動運転区間を拡張し、ついに全線自動運転を実現したことは、国内の先進モビリティ事例としても非常に価値が高いといえるでしょう。

詳細な運行ルートはこちら(PDF):https://www.city.fukaya.saitama.jp/material/files/group/41/syuyu.pdf

未来を感じさせるバス車両とテクノロジー

使用されている自動運転バスは、埼玉工業大学が独自開発した最新モデル。ベース車両はISUZUのエルガミオで、全長約9m・定員61名。自動運転レベル4に対応するセンサーやカメラを搭載し、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」を活用しています。

この開発には、2017年から市内で自動運転実証実験を進めてきた埼玉工業大学の豊富なノウハウが反映されており、まさに“地産地消”の最先端バスとも言える存在です。

運行スケジュールと注意点

運行スケジュールは深谷市公式サイトで随時更新されており、乗車を希望される方は事前に確認をおすすめします。特に、大学イベントがある日は運行が休止される場合があるため、以下のリンクから最新情報をご確認ください。

未来の交通インフラとしての期待

深谷市でのこの挑戦は、全国の地方都市が抱える「公共交通の担い手不足」「地域活性化」「観光促進」といった課題に対する一つのモデルケースです。観光と移動手段を融合させた自動運転の活用は、これからのまちづくりの鍵を握っているとも言えるでしょう。

これから深谷市を訪れる予定のある方や、先進的なモビリティに関心のある方は、ぜひ一度「くるリン」の自動運転バスに乗車してみてはいかがでしょうか。“乗るだけで未来を感じられるバス体験”が、あなたを待っています。

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