埼玉県所沢市にある「所沢パークホテル」で、所沢の魅力を客室アートに込めて発信する新しいアートコンペがスタートします。その名も「所沢パークホテル ルームクリエイティブコンペティション(RCC)」。プロ・アマ問わず、誰でも応募できるこのコンペは、所沢という街の新たな一面を表現した作品をホテルの客室に展示するという、地域愛と創造性を融合させたユニークな取り組みです。
104の客室がギャラリーに!テーマは「あなたの思う“ところざわ”」
この企画のテーマはずばり、「あなたの思う“ところざわ”」。武蔵野の自然、狭山丘陵の風景、都会的な駅前、そして地元の人との何気ない日常——どんな切り口でも構いません。あなたが感じる所沢の魅力を表現することで、訪れる人に街の温かさや奥深さを伝えるチャンスです。
最終的に選ばれた作品は、なんとホテルの客室40部屋に展示されます(複製や過去作も可)。ロビーには販売可能な展示スペースも用意され、アーティストとしてのキャリアを広げる絶好の舞台となります。
応募はすべてオンラインで完結!賞金や展示特典も
応募から審査までオンラインで完結できるのも、このコンペの大きな魅力。
一次審査では過去作1〜3点とコンセプトを提出し、通過した応募者は新作を制作して7月15日までに提出。
8月には実際にホテルの客室に展示がスタートします。
グランプリ受賞者には賞金10万円が授与されるほか、準グランプリや奨励賞も用意されています。ホテル内での展示・販売チャンスがあるため、全国のクリエイターにとっては大きなチャンスと言えるでしょう。
▶ 応募はこちらから:応募フォーム
▶ 詳細公式サイト:所沢パークホテルRCC公式サイト
▶ Instagram:@parkhotel_rcc_tokorozawa
企画の背景にあるのは「宿泊体験をもっと温かく」
この企画を立ち上げたのは、「所沢パークホテル」の支配人・内川英敏さん。不動産業界から転身し、父の経営するホテルを引き継ぎ、地域の魅力を発信するホテルづくりに取り組んできました。
たとえば、朝食では所沢の地卵と老舗の醤油を使った「TKZ(ところざわ)のTKG(卵かけご飯)」を提供したり、客室には所沢産の竹を使った青竹踏みを設置したりと、細やかなこだわりが詰まっています。
そんな内川さんが旅先で感じた「このアート、本当にこの土地のものなのか?」という疑問から今回のアイデアが生まれました。
「ホテルにあるアートも、その土地の個性を伝えるものであってほしい」。その想いから、地元のクリエイターを募り、所沢の魅力を表現するアート作品を集めることにしたのです。
多彩な審査員が集結!自由な発想を歓迎
審査には現代美術家・井口雄介さんや、画家の江上真織さん、ペインターのRUSOWさんなど所沢にゆかりある6人が参加。
審査員の一人、井口さんは「自由な発想で、ホテルに飾るという枠にとらわれすぎないでほしい」と語ります。
応募可能な作品形式は幅広く、手描きの絵画、CG作品、写真、立体作品を撮影したものまでOK。
アートを通して所沢という街を描き出す、そんな新しい挑戦をぜひあなたも。
駅から徒歩2分!アクセス抜群の所沢パークホテル
会場となる所沢パークホテルは、西武線所沢駅から徒歩わずか3分という好立地。
ビジネスホテルとして1993年に開業し、長年地域とともに歩んできました。
都会的な所沢駅周辺の風景と、郊外の自然を感じる宿泊体験。その融合を、アートの力で一段と深めようとしているのです。
まとめ:あなたの作品で所沢を彩ろう!
所沢を愛する気持ち、所沢に感じる魅力。その想いをアートに込めて、ホテルという「おもてなしの空間」に届けてみませんか?
客室で目にした誰かが、ほっとする。そんな瞬間を作り出すのは、あなたの感性かもしれません。
応募締切は 2025年5月31日(金)。迷っている方もぜひ一歩を踏み出してみてください。