さいたま市水道局が、ラオス国における水道事業の課題解決に向けた新たな一歩を踏み出しました!1月20日、JICA(国際協力機構)と「草の根技術協力事業」の契約を締結し、これから3年間にわたり、ラオス国の水道分野における「無収水削減」を目的とした技術支援を行います。
無収水削減でラオスの水道事業をサポート
ラオスでは現在、水道の普及は進んでいるものの、漏水や水道メーターの不正確な計量による「無収水」が深刻な問題となっています。この「無収水」が経営環境の悪化を招き、水道事業の安定的な運営に支障をきたしています。
今回の事業では、さいたま市水道局がこれまで30年以上にわたり培ってきた技術やノウハウを活かし、ラオスの水道技術者に指導を行い、持続可能な水道事業の運営を支援します。
プロジェクトの概要
- 対象地域:ビエンチャン、ルアンパバーン県、カムアン県
- 事業期間:2025年1月20日~2028年1月19日
- 目標:無収水対策に係る組織体制の強化
具体的な活動内容は以下の通りです。
- 給水管施工管理の改善
- 漏水修繕業務の改善
- 水道メーター検針業務の改善
- 水道メーター更新計画の策定
- これらの成果をラオス全国へ共有
長年にわたるラオスとの信頼関係
さいたま市水道局とラオスの関係は1992年に始まりました。厚生労働省の依頼を受け、ラオスの水道事業調査に参加したのがきっかけです。その後、JICAの短期専門家派遣をはじめとする様々な形での協力を続け、現地の技術者育成や技術向上に寄与してきました。
平成24年(2012年)以降は、JICAの大型技術協力プロジェクトにも参画し、途切れることなく支援を行っています。これにより、ラオス国内での信頼関係がますます深まりました。
問い合わせ先
今回のプロジェクトについての詳細は、以下にお問い合わせください。
- さいたま市水道局経営企画課
- 電話:048-714-3185
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詳細については、さいたま市ホームページをご覧ください。